カド番大関・正代 力感満点の内容で5勝目!脱出へ残り4日で3勝

2022年11月24日 05:04

相撲

カド番大関・正代 力感満点の内容で5勝目!脱出へ残り4日で3勝
若隆景(左)を寄り切りで破った正代(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所11日目 ( 2022年11月23日    福岡国際センター )】 カド番大関の正代が関脇・若隆景を寄り切って5勝目を挙げた。連敗は3で止め、カド番脱出へ踏みとどまった。豊昇龍は御嶽海との関脇対決を寄り切りで制して1敗を守り、平幕・王鵬が阿炎に突き出されたため単独首位。9勝目を挙げた平幕・高安と王鵬が1差で追う展開となった。
 遅れた立ち合いが、勝利への突破口になった。若隆景に踏み込まれたが、受け止めると一方的に攻め返した。正代が力感満点の内容で連敗を止めた。

 「逆にいい角度で入れた。攻めの形になってからは良かった。そこの感覚を生かしていけたら」

 カド番脱出へのヒントをつかんだ。藤島審判長(元大関・武双山)は「相手(若隆景)が実力者。やれるという気になったと思う」とし、先場所11勝で大関昇進の足場固めを狙う27歳を圧倒した底力を称えた。

 12日目は地元の熊本から後援会関係者30人が観戦に訪れる。「10キロやせたそうだし、取組後の息遣いも荒く見える。体調不良では?と心配で夜も眠れません」と後援会の金田光生会長(70)。この日敗れれば、大関陥落がかかる一番を関係者の前で取らなければならなかった。

 残り4日で3勝。カド番脱出条件は厳しいが、自身5度目のカド番で最近3度はクリアできた数字だ。場所後の冬巡業では子供の頃、大会にも出場した熊本県の芦北町も訪れる。奮起する材料はある。(筒崎 嘉一)

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