アメフト関学大 打倒・立命大へ燃えるWRクインテット 悩めるQB鎌田を超絶キャッチで救う

2022年11月24日 20:20

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アメフト関学大 打倒・立命大へ燃えるWRクインテット 悩めるQB鎌田を超絶キャッチで救う
打倒・立命大へ、団結を誓う関学大QB鎌田(前列中)とWRクインテット(前列左から時計回りに衣笠、糸川、河原林、梅津、鈴木崇) Photo By スポニチ
 関西学生アメリカンフットボール1部リーグで全勝の関学大が24日、兵庫県西宮市で練習を公開した。勝てば、全勝優勝と、7年連続となる甲子園ボウル出場へ大きく近づく立命大戦(27日、万博記念競技場)。エースQB鎌田陽大(3年)が不退転の決意を言葉にこめた。
 「今年は悔いの残る試合がほとんどだったので、最後はオフェンスで勝ちたい。ちゃんと自分たちのプレーを遂行すれば、勝てない相手ではない」

 スターター2年目。日本屈指の強肩を生かしたロングパスで衝撃を与えた昨年と違い、今季はプレーから思い切りの良さが消えている。「何ができて、何ができていないのか、この1週間は課題をつぶしてきた」。悩める司令塔。組織力で戦う王者が、鎌田の苦悩を放っておくはずがない。パスプレーのカギを握る「WRクインテット」。WR河原林佑太(4年)が全員の思いを代弁した。

 「(鎌田は)修正して、コミュニケーションも問題ないと思う。彼が思い切り投げられるように、僕らも頑張りたい」

 糸川幹人、梅津一馬(いずれも4年)、衣笠吉彦、鈴木崇与(いずれも3年)と、いずれもタイプの違うレシーバーが揃う豪華な陣容。鎌田らしさが戻れば、1敗で並び、抽選での全日本大学選手権出場を狙う立命大にとっても脅威に違いない。

 「今年は、特にオフェンスは内容の良くない試合が続いている。チームとして、いい試合がしたい。それだけです」

 大村和輝監督がシンプルな表現で決意を口にした。結果と内容を追い求める最終決戦。司令塔の右腕に、王者の命運がかかっている。
 

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