【高校ラグビー】京都成章の湯浅泰正監督が退任を電撃発表 後任は関崎大輔コーチ

2023年01月05日 16:15

ラグビー

【高校ラグビー】京都成章の湯浅泰正監督が退任を電撃発表 後任は関崎大輔コーチ
<京都成章・東福岡>森山(左)と本橋(右)を労いながらグラウンドを後にする京都成章・湯浅監督(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会準決勝   京都成章17―45東福岡 ( 2023年1月5日    花園ラグビー場 )】 今大会を含め15度の花園出場歴を誇る京都成章の湯浅泰正監督(58)が、東福岡に敗れた準決勝後に今大会限りでの退任を電撃発表した。今後は総監督に就き、後任は関崎大輔コーチが務める。
 会見の冒頭、指揮官は「私事なんですけど、今年で監督を辞めます」と切り出した。後進の育成のためで「20年、30年先も強い成章であってほしい」との思いから、自ら区切りをつけることを決めた。

 今年で教員生活36年目。就任時は伏見工、花園、東山などが京都の頂点を目指し、しのぎを削っていた。「京都で優勝すると言って、笑われたところから始まった」。01年に花園初出場を果たすと、第94回大会から9大会連続出場を継続中。現在は完治しているが、49歳の時にステージ4の咽頭がんを患ったこともあった。

 最高成績は第100回大会の準優勝。日本一には惜しくも届かなかったが「死にかけた人間が、(頂点まで)もうちょっとのところまで子どもたちが連れてきてくれた。感謝しかないです」と何度も声を詰まらせ、悲願を後進に託した。

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