リーグワン3部の九州電力に新加入の元日本代表山田章仁が九州を盛り上げる「いかに発信していくか」
2023年01月11日 13:03
ラグビー
慶大を経てホンダやパナソニックなどで活躍。2013年に日本代表に初めて選ばれ、2015年のW杯では1次リーグのサモア戦で先発出場し、前半終了間際にトライ。南アフリカ撃破にも貢献するなど通算25キャップ。フランスやアメリカでもプレーした。「遠征とか含めるといろんな世界中、行っていない国を探すのが…という感じ」と苦笑い。豊富な経験をしっかり地元に還元するつもりだ。
新天地を九州電力にした理由は2つある。プロになった頃の夢が子供たちに夢を与えることだったという。「姿を直で見てもらうのが一番いい」と話した。もう一つはお世話になった指導者やサポートしてくれる方々への思いだ。「人生で直接お礼を言える機会は減ってきているので、プレーを見せることができれば」と決断の理由を明かした。
チームは若手が中心で九州出身者が多く、なじみやすい環境にあるという。合流して3カ月ほどの山田章だが「ラグビースクールや中学、高校の話をするだけでその時間軸が縮まって、ですね。もう2、3年いるような感じなのは、みんなのおかげ」と感謝する。
九州のラグビー界は昨年、宗像サニックスが無期限で活動休止に。リーグワンに在籍するチームは九州電力のみ。盛り上げるという使命感がある。
「僕自身も選手がグラウンドに遊びに来てくれたり、トップリーグの試合を見て感化されたり自分が刺激をもらった覚えがある」
昨年はサッカーW杯のカタール大会で日本代表がドイツとスペインを撃破し16強入りしたことが話題になった。ラグビー界も日本で開催された2019年のW杯では決勝トーナメントに進出。ラグビーブームを巻き起こした。
「あの時のような盛り上がりをみんな感じてもらったらいい。当事者がいかに発信していくか。ラグビーみたいなスポーツはキーポイントになっていくと思うんですよね」
九州電力のプレーに全力を注ぎつつ、ラグビー界のために山田章は走る。
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