ウィザーズが八村をレイカーズへトレード スーパースターのジェームズと合体! どうなる背番号8?

2023年01月24日 09:54

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ウィザーズが八村をレイカーズへトレード スーパースターのジェームズと合体! どうなる背番号8?
ウィザーズからレイカーズに移籍した八村(AP) Photo By AP
 NBAウィザーズの八村塁(24)が23日、レイカーズにトレードされた。交換要員はガードのケンドリック・ナン(27)と3つのドラフト2巡目指名権。八村は21日のマジック戦で自己最多に並ぶ30得点をマークしていたが、これがウィザーズでの最後の試合となった。
 レイカーズにはリーグを代表するスーパースター、レブロン・ジェームズ(38)が所属しているが、同じく主力フォワードのアンソニー・デービス(29)が脚の故障で12月16日以降の試合を欠場しており、ここまで22勝25敗の西地区全体12位と苦戦している。

 レイカーズにはウィザーズ時代に八村とチームメートだったトーマス・ブライアント(25)、トロイ・ブラウンJR(23)、ラッセル・ウエストブルック(34)の3人がおり、そこに八村も加わる形。2019年のドラフト全体9番目に指名された八村はウィザーズでは通算177試合に出場して13・0得点、5・1リバウンドをマークしているが、ウィザーズではカイル・クーズマ(27)の加入に伴って昨季から先発ではなくベンチ・プレーヤーに回っていた。

 交換要員となったナンはオークランド大からドラフト外で2019年にヒートに入団。デビューから2シーズンは平均で2ケタ得点(15・3→14・6)をマークしたが、レイカーズに移籍した昨季は故障で全休。年俸525万ドル(約6億9000万円)の今季に復帰したもののシュートの精度がいまひとつで、39試合(先発2試合)で6・7得点、3点シュートの成功率は32・5%とチーム側が期待するような活躍には至っていなかった。

 ウィザーズは開幕前に八村との契約延長を見送っており、今オフには制限付きのFAとなるが、スポーツ専門局のESPNによればレイカーズ側は八村との契約を維持する意向を示している。

 レイカーズは1947年、ミネアポリス在住の実業家がNBA(当時BAA)とは別組織だったNBLに所属していたデトロイト・ジェムズを1万5000ドルで買収する形で発足。1948年、当時3年目を迎えていたBAAに鞍替えし、1960年にミネアポリスからロサンゼルスに移転した。

 NBAファイナル進出32回はリーグ最多で、優勝17回はセルティクスと並ぶ最多記録。NBAのロゴマークのモデルにもなったジェリー・ウエストのほか、ジョージ・マイカン、エルジン・ベイラー、ウィルト・チェンバレン、ゲイル・グッドリッチ、カリーム・アブドゥルジャバー、マジック・ジョンソン、ジェームズ・ウォージー、シャキール・オニール、コービー・ブライアントら時代を代表する数多くのスター選手が在籍した“西の名門チーム”として知られている。

 八村の背番号はウィザーズでは「8」だったが、レイカーズでは「8」と「24」はブライアントの永久欠番となっており、レイカーズで何番を背負うのかが注目されるところ。

 レイカーズは24日にクリッパーズ、25日にスパーズ、さらに30日には渡辺雄太(28)が所属するネッツと対戦。現在、ジェームズはアブドゥルジャバーが保持しているNBAの歴代最多得点記録(3万8387)まであと223点まで迫っており、八村は北米プロスポーツ界における歴史的な瞬間に同じチーム、同じコートで立ち会うことになりそうだ。

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