場所後恒例の横綱審議委員会が23日、東京・両国国技館で開かれ、初場所で優勝した大関・貴景勝に対しておおむね評価する声が寄せられた。高村正彦委員長(元自民党副総裁)は「今場所は残念ながらハイレベルの優勝というわけにはいかなかった。だけど立派に責任を果たした。横綱に一番近い位置にいるのは間違いない」と評価。九州場所後の会議ではハイレベルな優勝を求めたが、綱獲りとなる春場所での優勝条件は緩和される見通しだ。
また会合では3場所連続休場の横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)が春場所に向けて調整しているとの報告があった。高村委員長は「早ければ早いほどいいんだけれども、万全な姿でなるべく早く出てほしい」と話した。