若隆景・若元春・荒汐親方がチェコ共和国大使館訪問 伝統の友好杯を「また頂けるように」2度目V誓う

2023年02月06日 15:13

相撲

若隆景・若元春・荒汐親方がチェコ共和国大使館訪問 伝統の友好杯を「また頂けるように」2度目V誓う
チェコ大使館を訪れた若隆景(左)と若元春。中央はマルチン・トムチョ大使。手前にあるのは、優勝力士に授与されるチェコ国友好杯(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の関脇・若隆景(28)と小結・若元春(29)、荒汐親方(元幕内・蒼国来)の3人が6日、東京都渋谷区のチェコ共和国大使館を訪問した。
 チェコ共和国は毎場所優勝力士に、同国特産のクリスタルガラスでできた友好杯を贈呈している。この伝統は、1970年に開催された大阪万博の同国政府代表が発案したことをきっかけに同年から開始。優勝力士に授与される約10カ国からの友好杯の中で最も早く始まり、一番長い伝統を持つ。友好杯授与50周年を祝う式典が20年に行われる予定だったがコロナ禍で延期となり、この日ようやく行われた。

 昨年春場所で初優勝を果たした若隆景らがチェコ共和国大使館のマルチン・トムチョ大使に招待された。1年前に抱いた友好杯を目の前にした若隆景は「また優勝して土俵の上で頂けるように頑張っていきたい」と改めて決意。また、チェコ共和国を含む海外のファンへ「日本の伝統文化で昔から受け継いでいるので、取組やそれ以外も見ていただけたら」と相撲の魅力をアピールした。

 若元春は「大変光栄です」と大使館に呼ばれたことを感謝。「プラハはきれいで、行ってみたい国でもある」と興味を示した。友好杯を間近で見ると「まだ優勝したことないけど、一歩一歩積み重ねていつかたどり着けたら」と初優勝への思いを口にした。

 トムチョ大使は「私自身が相撲ファンなので、2人をお目にかかれることをうれしく思っています。チェコについて知っていただく機会になればと思います」と国際交流を喜んだ。この会見の後、豚肉や牛肉を中心としたチェコ料理を食べて親睦を深める予定。「エネルギーをつけていただければ」とチェコ料理を力に今後の活躍を期待した。

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