西矢椛 準々決勝は低調も修正力で銅メダル 男子は小野寺吟雲が大会史上最年少12歳で銅メダル

2023年02月06日 04:25

スケートボード

西矢椛 準々決勝は低調も修正力で銅メダル 男子は小野寺吟雲が大会史上最年少12歳で銅メダル
西矢椛 Photo By スポニチ
 【スケートボード・ストリート 世界選手権最終日 ( 2023年2月5日    UAE・シャルジャ )】 男女決勝が行われ、女子は東京五輪金メダルの西矢椛(15)が253・30点で銅メダルを獲得した。24年パリ五輪の予選対象大会第2戦を兼ねる一戦で、初代五輪女王が2大会連続出場に前進した。準決勝1位の赤間凜音(14)は4位、五輪銅メダルの中山楓奈(17=ムラサキスポーツ)は5位だった。ライッサ・レアウ(ブラジル)が255・58点で初制覇した。男子で準決勝1位通過した12歳の小野寺吟雲(ぎんう)は263・04点で大会史上最年少で銅メダルを獲得した。
 持ち味の安定度を発揮し、2連覇が懸かるパリ五輪出場に前進した。15歳の西矢は、2位だった五輪予選対象大会の初戦に続く表彰台。大会中に課題を克服する修正力の高さも光った。

 「ラン」のみで争った3日の準々決勝は12位と低調。日本代表の早川コーチと話し合い、技の難度を上げながら45秒間、切れ目なく滑り続ける意識を強くした。「何が駄目だったか考えられた」と準決勝から好転。決勝も1回目で全てのトリック(技)を決めてトップの86・81点と好スタートした。

 日本最年少の13歳で金メダルに輝いた東京五輪後も、昨年のXゲーム米国大会で初制覇など実績を積む。「ベストトリック」では大技「バックサイドKグラインド・ノーリーヒールフリップアウト」に成功。日本の第一人者は進化を続けている。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年02月06日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム