アラバマ大バスケットボール・チームに衝撃 1年生の主力選手が殺人事件の犯人に銃を提供

2023年02月22日 12:41

バスケット

アラバマ大バスケットボール・チームに衝撃 1年生の主力選手が殺人事件の犯人に銃を提供
2月8日にフロリダ大と対戦したときのミラー(AP) Photo By AP
 全米大学バスケットボール男子で現在AP2位にランクされているアラバマ大の主力フォワード、ブランドン・ミラー(20=206センチ)が、1月15日にアラバマ州タスカルーサで発生していた殺人事件で逮捕された2人のうちの1人に、自分の車の中に置いてあった銃を手渡していたことが明らかになった。
 タスカルーサの警察当局が21日に公表してAP通信が報じているもので、この事件では車の助手席にいた23歳の女性を射殺したとして実行犯のマイケル・デービス容疑者(20)を逮捕。さらに同容疑者に銃を渡したとしてアラバマ大バスケットボール・チームの控えフォワード、ダリアス・マイルズ容疑者(21)が逮捕されていたが、その銃はマイルズ容疑者のメールによるリクエストに応じたミラーのものだった。

 アラバマ大はここまで23勝4敗で強豪校がひしめくサウスイースタン・カンファレンス(SEC)では1位。全27試合に先発しているミラーはチーム最多の18・7得点と8・0リバウンドをマークしていた。

 ネイト・オーツ監督(48)は「事実関係は把握していたが、彼はトラブルを引き起こすタイプの人間ではない。不運な時に不運な場所にいただけ」とミラーを擁護。この事件にミラーは法的には罪を問われていないが、亡くなった女性には5歳の子どもがおり、倫理的な責任を問う声がSNSなどにはあふれている。

 

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