大迫 40キロ過ぎに腹痛でも復帰国内初戦でMGC出場権獲得「いい着地だった」

2023年03月06日 04:55

マラソン

大迫 40キロ過ぎに腹痛でも復帰国内初戦でMGC出場権獲得「いい着地だった」
日本人3位でフィニッシュする大迫(代表撮影) Photo By 代表撮影
 【東京マラソン ( 2023年3月5日    東京都庁前~東京駅前 )】 苦悶(くもん)の表情を浮かべ、大迫が右脇腹付近を押さえた。山下との一騎打ちになった40キロ過ぎ。差し込み(腹痛)に襲われて離され、残り1キロを切って其田にも抜かれた。最終盤に力尽きたが、日本勢3番手でフィニッシュ。前日本記録である自己ベストに44秒差の好タイムでまとめ「タイムは良かった。最後の4キロで対応できなかったが、しっかり準備すれば対応できると思う。落としどころとしては、いい着地だった」とうなずいた。
 東京五輪後に一度引退。現役復帰後、31歳で迎えた初の国内マラソンでMGC出場権を確保した。昨年11月にマラソン復帰初戦のニューヨークシティーを走ったばかり。元日のニューイヤー駅伝出場後はケニアに渡り、トレーニングを積んだ。自らも「チャレンジング」と語る短い準備期間で日本勢トップ争いを演じ、健在ぶりをアピール。「若手が育ってきて僕自身も頑張らないといけない気持ちになった」と新たな刺激も得た。

 「最後(脚を)動かし切れなかった部分は、練習を積む中で改善したい」と反省し、2大会連続の五輪出場を争うMGC参戦については「まだ出場するか、確定していない。1回休んで、どういう目標でやっていくか、コーチも含めて判断して向かいたい」と明言を避けた。レース後に体調不良となり、公式会見は欠席。日本屈指の実力を改めて示し、自身3年ぶりの東京マラソンを終えた。

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