脇田紗良 希望の初V 先手必勝で攻略「凄くホッとしている」

2023年03月06日 04:33

サーフィン

脇田紗良 希望の初V 先手必勝で攻略「凄くホッとしている」
優勝し、都築虹帆(左下)、野中美波(右下)に担がれ笑顔の脇田紗良 Photo By スポニチ
 【サーフィンホワイトバッファロー日向プロ最終日 ( 2023年3月5日    宮崎県日向市・お倉ケ浜海岸 )】 男女決勝が行われ、女子は脇田紗良(20)が10・25点で池田美来(15)を破り優勝した。脇田が国際プロツアーの日本国内開催で最も格が高いQS3000レベルの大会を制すのは初めて。昨年は体調不良をきっかけに低迷が続いたが、年明け国内初戦で飛躍を予感させた。男子の日本勢は田中大貴(24)の2位が最高だった。
 先手必勝でロースコアの接戦を制した。脇田は開始2分過ぎの1本目に5・00点、4分過ぎの2本目に5・25点をマーク。高得点につながる波がなく、残りの25分間は得点を伸ばせなかったが1・10点差しのいで逃げ切り勝ち。浜辺へ上がるとライバルたちから担ぎ上げられて祝福され「凄くホッとしている。久しぶりの優勝でモチベーションが上がった」と満面の笑みだった。

 昨年は上位カテゴリーのツアーに参戦も、6月にインドネシアでの大会参戦中に食中毒に。しばらくはまともに食事を取れず、体重が6キロも落ちてパフォーマンスが下がった。オフには新しいコーチやトレーナーを付けて体力強化し、「疲れなくなったし、パドルが強くなった」と実感。結果に結びつけ、「希望が見えた」と表情は明るかった。 

 ◇脇田 紗良(わきた・さら)2002年(平14)10月10日生まれ、神奈川県藤沢市出身の20歳。4歳でサーフィンを始め、15年から本格的に競技会に出場し、数々のジュニア大会を制覇。19年ワールドゲームズ(世界選手権に相当)日本代表。昨年3月にアジアオープン(QS1000)制覇。父・貴之、兄・泰地もプロサーファー。スタンスはレギュラー。

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