朝乃山 19歳落合を上手投げで13勝 東十両筆頭の春場所を終える「我慢して負けないという気持ちで」

2023年03月26日 16:03

相撲

朝乃山 19歳落合を上手投げで13勝 東十両筆頭の春場所を終える「我慢して負けないという気持ちで」
<大相撲春場所・千秋楽>落合(下)を上手投げで下す朝乃山(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所千秋楽 ( 2023年3月26日    エディオンアリーナ大阪 )】 元大関で東十両筆頭の朝乃山(29=高砂部屋)が西十両14枚目の落合(19=宮城野部屋)を上手投げで退け、13勝2敗で15日間を終えた。立ち合いから得意の右を差して出ようとしたが、逆に相手にもろ差しを許して頭をつけられる。土俵中央、左からすくい投げにきた落合の動きを利用して、右上手投げで転がした。
 「腰高でもろ差しを許してしまった。そこから我慢して負けないという気持ちで取った」

 結果的に地力の違いを見せつけたが、取組後のリモート取材では反省の弁を連ねた。昭和以降初めて、所要1場所で十両昇進した大物のうまさ、力強さは元大関も慌てさせた。

 1差で追った東十両3枚目の逸ノ城(29=湊部屋)が自身の4番前で勝利したため、2場所連続の十両優勝が消滅した状態で臨んだ。

 「逸ノ城関は安定感があって、相手を見ながらの相撲が取れていた。優勝の決まる瞬間も(支度部屋のテレビで)見ていたけれど切り替えていった。悔しい思いを来場所にぶつけたい」

 夏場所(5月14日初日、両国国技館)では、新型コロナウイルスのガイドライン違反のため、6場所の出場停止処分中だった一昨年九州場所以来の幕内へ復帰する。「厳しい立ち合いから自分の形になれるよう直していきたい」と課題はより明確になった。

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