【陸上】初戦欠場の山縣亮太は「大事を取って次戦に備えた」高野コーチが状況説明

2023年04月02日 12:15

陸上

【陸上】初戦欠場の山縣亮太は「大事を取って次戦に備えた」高野コーチが状況説明
山縣亮太 Photo By スポニチ
 陸上男子100メートル日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)が今季初戦を欠場したことについて高野大樹コーチが2日、状況を説明した。
 21年10月に右膝を手術した山縣は2日の東京六大学対校大会(国立競技場)で200メートルに出場を予定していたが、3日前のカーブを走る練習中に左の内転筋をつった影響で欠場。高野コーチは「いけるか微妙なところで大事を取って次戦に備えて棄権した」と説明した。

 「痛みというより違和感があった。力入らない感じ、と本人が表現していた」と言い、欠場を決める1日まで回復に務めながらの判断。内転筋については「速度を出して走ると負担がかかる。ジムレベルのトレーニングだと刺激が入りにくいところ」と語った高野コーチは「速度出して走ってそうなり、僕は良い傾向だと思います」と見解を示した。

 復帰戦は100メートルで出場する29日の織田記念(広島)に後ろ倒しとなり、5月6日の木南記念(大阪)にも出場予定。「今日も出たい雰囲気を出していて、気持ちも高まっている。ファンの皆さんに走る姿を見せたいとも本人は言っていた」と高野コーチ。今季は選り好みせず100メートルも200メートルもチャレンジする意向で「まだ日本記録の標準記録を切ってない。織田や木南で突破を狙い、日本選手権に出れたら目標設定したい」と見通しを語った。

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