レイカーズが準決勝突破に王手 ウォーカー4世が4Qだけで全15得点 八村は2得点

2023年05月09日 13:47

バスケット

レイカーズが準決勝突破に王手 ウォーカー4世が4Qだけで全15得点 八村は2得点
ヒーローインタビューを受けたウォーカー4世を称えるジェームズ(AP) Photo By AP
 西の第7シード、レイカーズは8日、地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)で昨季の王者で第6シードのウォリアーズと準決勝シリーズの第4戦を行い、104―101(前半49―52)で競り勝って3勝1敗。第7シードのチームとしては1987年のスーパーソニックス以来となる史上2チーム目の西地区決勝進出に王手をかけた。
 試合は“出入り”の激しい大接戦。レイカーズは第3Q序盤で8点差のビハインドとなったあと連続10点を挙げて盛り返したが、今度は連続11失点を喫して後手に回った。しかし最大12点差をつけられながらも、第4Qの開始早々から今度は連続9点。ベンチから出たガードのロニー・ウォーカー4世(24)がこのクオーターだけでこの日の全15得点をマークして、同点5回、勝ち越し7回を数えた最終クオーターを制した。

 レブロン・ジェームズ(38)は43分出場して27得点、10リバウンド、6アシスト、アンソニー・デービス(30)は23得点と15リバウンド、オースティン・リーブス(24)も21得点を記録。チームの3点シュート成功は25本中6本のみだったが、土壇場の攻防を制して貴重な白星をもぎとった。

 八村塁(25)は10―11で迎えた第1Qの6分11秒から登場。フリースローは2本決めたものの、ジェームズのパスを受けて放ったゴール下のシュートは、ウォリアーズのケボン・ルーニー(27)にブロックされた。第2Qと第3Qはシュート機会なし。ウォリアーズのスモール・ラインアップ(4Q開始時の平均身長は196・2センチ)に対応するためにダービン・ハム監督(49)が“3ガード制”にこだわったこともあって、第4Qはほとんど出場機会もなくなって結局14分の出場で2得点と3リバウンドに終わった。

 昨季のファイナルを制したウォリアーズではステフィン・カリー(35)が42分出場して31得点、10リバウンド、14アシストでプレーオフ3回目のトリプルダブルを達成。しかしレイカーズの密着マークにあって3点シュートの成功は14本中3本のみだった。アンドリュー・ウィギンス(28)は17得点、クレイ・トンプソン(33)は15得点を稼いだもの大詰めで競り負けた形。チーム全体の3点シュートの成功率も29・3%(41本中12本)と低調だった。

 9シーズン目のスティーブ・カー監督(57)はすでに4回のファイナル優勝を達成しているが、プレーオフで西地区のチームに対しては今季1回戦のキングスを含めて全19回のシリーズをすべて制覇。しかしレイカーズを前にして“不敗記録”の継続には赤信号が点灯している。

 なおこのシリーズの第5戦はウォリアーズの地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で10日に行われる。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分49秒=2得点)
*8分9秒・フリースロー2本=○○
(1)8分36秒・右サイドからインサイドにカット。ジェームズのパスを受けてゴール下でシュートしたがルーニーにブロックされる=×
 ▼第2Q(出場3分35秒=シュート機会なし)
 ▼第3Q(出場4分9秒=シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場8秒=シュート機会なし)

 <地区第7シードの準決勝成績>
 ▼1987年=○スーパーソニックス(4勝2敗=第6シード・ロケッツ)
 ▼1989年=●ウォリアーズ(1勝4敗=第3シード・サンズ)
 ▼1991年=●ウォリアーズ(1勝4敗=第3シード・レイカーズ)
 ▼1998年=●ニックス(1勝4敗=第3シード・ペイサーズ)
 ▼2010年=●スパーズ(0勝4敗=第3シード・サンズ)
 ▼2023年=?レイカーズ(3勝1敗=第6シード・ウォリアーズ)

 <レイカーズ今季の対ウォリアーズ>
 ☆レギュラーシーズン
 ▼22年10月18日=●109―123
 ▼23年2月11日=○109―103
 ▼23年2月23日=○*124―111
 ▼23年3月5日=○*113―105
 ☆プレーオフ西地区準決勝
 ▼23年5月2日=○117―112
 ▼23年5月4日=●100―127
 ▼23年5月6日=○*127―97
 ▼23年5月8日=○*104―101
 *はロサンゼルスでの試合

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