レイカーズは通算150チーム目の3戦全敗 V率は0% 八村は13得点 ナゲッツは初のスイープに王手
2023年05月21日 12:20
バスケット
アンソニー・デービス(30)は28得点と18リバウンド、レブロン・ジェームズ(38)は23得点、7リバウンド、12アシストをマークしたが勝負どころの第4Qのスコアは26―35だった。
八村塁(25)は10―22だった第1Qの6分50秒からコートに登場。第2戦に続いてナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチ(28)を最初からマークした。ヨキッチの前半の得点は5得点。フィールドゴール(FG)の成功は8本中2本で、またしても八村のディフェンスに苦しんだ前半だったが、その一方でガードのジャマール・マーリー(26)が30得点を稼いでオフェンス面でチームを引っ張っていた。
八村の最初の得点は第2Q3分37秒。外したシュートを自分でキープし、ゴール下でねじ込んだ。そのあと正面からドライブして再びゴール下でシュートを成功。ただし正面やや右から放った3点シュートはリングに嫌われた。第3Qは無得点だったものの、第4Qでは3点シュートなど3本のシュートとフリースローを2本成功させた。
第1戦で17得点、第2戦で21得点を稼いだは八村は34分の出場でフィールドゴール(FG)を12本中5本(うち3点シュートは3本中1本)成功させて13得点と6リバウンド、1アシスト、1スティールを記録。今ポストシーズンでの平均得点は12・3(レギュラーシーズンは11・2)で、FG成功率は58・8%(同48・6%)、3点シュートの成功率は52・8%(同31・9%)となった。
ナゲッツのヨキッチは第3Q序盤で4反則目をコールされながらも38分の出場で24得点、6リバウンド、8アシスト。5戦連続のトリプルダブルは達成できなかったが、第4Qには15得点を集中させて勝利に貢献した。
前半で30得点を稼いだジャマール・マーリー(26)は5本の3点シュートなどで37得点、ケンタビアス・コールドウェルポープ(30)も4本で17得点。ベンチから出たブルース・ブラウン(26)も15得点を挙げており、チームの3点シュートの成功率はレイカーズの31・3%(32本中10本)に対して41・5%(41本中17本)と大幅に上回った。
ナゲッツは1976年、ABAの解散と吸収合併によってNBAに組み込まれた4チームのうちの1つだが(他の3チームはスパーズ、ペイサーズ、ネッツ)、その中でただ1チームだけファイナルは未経験。過去のプレーオフではレイカーズと7回対戦してすべて敗れているものの、今年は宿敵を倒して初のファイナル切符を獲得できる最大のチャンスが訪れている。しかもこれまで未経験だったスイープ(4戦全勝)によるシリーズ制覇も視野にとらえた。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場5分10秒=無得点)
(1)7分37秒・右サイドから正面へのドライブ。左手でレイアップ=×
▼第2Q(出場12分=4得点)
(2)3分33秒・右サイドからのドライブでゴール下=×
(3)3分37秒・オフェンス・リバウンドからゴール下バックサイドでシュート=○
(4)3分58秒・トップ左から正面へドライブしてゴール下=○(アシスト・リーブス)
(5)7分39秒・正面やや右から3点シュート=×
▼第3Q(出場5分31秒=無得点)
(6)10分17秒・ペイント内でパスをもらってシュートに持ち込むもゴードンにブロックされる=×
▼第4Q(出場11分3秒=9得点)
(7)1分0秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・ジェームズ)
(8)1分17秒・速攻から左手でレイアップ=×
(9)2分5秒・正面でプルアップからジャンプシュート=○
*4分12秒・フリースロー2本=○○(10)7分29秒・ジェームズとのピック&ロールから右ベースライン際でジャンプシュート=○(アシスト・ジェームズ)
(11)9分1秒・ペイント内でステップバックからジャンプシュート=×
(12)9分55秒・正面やや右から3点シュート=×
<レイカーズの今プレーオフ成績>
▼西地区1回戦(対グリズリーズ=4勝2敗)
(1)○128―112
(2)●93―103
(3)○*111―101
(4)○*117―111(延長)
(5)●99―116
(6)○*125―85
▼西地区準決勝(対ウォリアーズ=4勝2敗)
(1)○117―112
(2)●100―127
(3)○*127―97
(4)○*104―101
(5)●104―101
(6)○*122―101
▼西地区決勝(対ナゲッツ=3敗)
(1)●126―132
(2)●103―108
(3)●*108―119
*はロサンゼルスでの試合
<ナゲッツのプレーオフでの対レイカーズ>
▼1979年=●1回戦(1勝2敗)
▼1985年=●地区決勝(1勝4敗)
▼1987年=●1回戦(0勝3敗)
▼2008年=●1回戦(0勝3敗)
▼2009年=●地区決勝(2勝4敗)
▼2012年=●1回戦(3勝4敗)
▼2020年=●地区決勝(1勝4敗)
▼2023年=?地区決勝(3勝)
おすすめテーマ
2023年05月21日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
山下美夢有が圧勝劇で今季2勝目 思い出の地での勝利に「ここで優勝できてうれしい」
-
田中希実、4分11秒56でセイコーGGP制覇 ラスト1周の猛スパートで海外勢にも勝った
-
桐生祥秀、レース中にアクシデント「肉離れだと思う」 日本選手権は「無理だと思う」
-
桐生祥秀にアクシデントか 中盤以降スピード緩めて予選2組最下位
-
アマチュア横綱・大の里が3勝目 元十両・魁勝を圧倒「いろいろ勉強」日々新たな発見も
-
川内鮮輝が2度目V、松村幸栄が大会新で初V 第7回いわて奥州きらめきマラソン
-
【体操】橋本大輝がNHK杯3連覇「もっともっと突き詰めたい」萱、三輪が世界選手権切符
-
ディーン元気、今季自己ベスト82メートル03でV セイコーGGP男子やり投げ
-
第4Qの3P成功率は9・5% ジェームズを覆う“暗い影”を振り払う策はあるのか?
-
昨季年間女王の山下美夢有が今季2勝目 2位に7打差をつける圧勝劇
-
【新序出世披露】三農出身・安大翔は師匠・安治川親方の化粧まわし着用
-
引退の栃ノ心へ…元付け人たちが語る感謝と恩返し 栃満「やっぱり凄い」栃丸「心の支え」
-
前半終了で蝉川が3打差2位、パグンサン単独首位キープ 男子ゴルフ ゴルフパートナー・プロアマ
-
レイカーズは通算150チーム目の3戦全敗 V率は0% 八村は13得点 ナゲッツは初のスイープに王手
-
【ラグビー】関西Aリーグ懐かしOB戦が花園で開催 W杯を盛り上げるため40代から70代までプレー
-
松山英樹は20位で最終日へ、ブルックス・ケプカが全米プロ3勝目へ単独首位に浮上
-
松山英樹は最終18番でチップインバーディー締め「いい終わり方ができて良かった」星野と比嘉は後退
-
東京ベイ 初優勝!王者埼玉撃破 低迷期支えた立川主将が逆転Tアシスト「恩返しできた」
-
【東京ベイ・根塚洸雅独占手記】開幕節の18季ぶり東京SG戦勝利が新しい歴史の始まりだった
-
【砂村光信 視点】東京ベイの勝因は速くて強いディフェンス 埼玉に普段のラグビーさせず
-
東京ベイ 初V陰の立役者・前川泰慶チームディレクター 「直感」と「一貫性」のスカウト
-
埼玉“らしくない”ミスで王座陥落…SO松田が頭部強打で精彩欠き「勝利に導けず責任感じる」
-
西村「ここまで来られるとは思っていなかった」自身も驚く急浮上 暫定49位から4差4位タイ
-
蝉川 64で2勝目見えた 2位で最終日「後悔のない一打一打を打てれば」
-
工藤公康氏長女・遥加 下部ツアーで初優勝
-
“ボヤキの久保谷”「自分にはまだ早いコースです」言葉とは裏腹2差発進
-
“広末涼子似プロ”高島 マジでVする5位発進「耐えられたので良かった」
-
寺西 2年連続初日トップ「そろそろ勝たなあかん」
-
大栄翔 対応力で1敗守る 苦手の琴ノ若退け大関獲り前進
-
【玉ノ井親方 視点】明生の真っ向勝負は気持ちが良い
-
明生 自然体で無傷7連勝 自身初のストレート給金に王手「先に攻めようと」
-
照ノ富士 全勝キープ 初顔の金峰山を寄せ付けず「日に日に良くなっている」
-
千葉J 2年ぶりの決勝進出へ王手 A東京に89―66で先勝
-
体操・宮田 日本女子エースの貫禄V2 世界選手権へ「エースらしく演技で引っ張りたい」