“ポスト福岡”名乗り!24歳WTB木田晴斗 来月始動ラグビー日本代表初選出「ここからが勝負」
2023年05月25日 04:20
ラグビー
昨年4月に東京ベイ入りし、昨季は出場5試合。今季はリーグ2位の16トライを記録し、ベストラインブレーカーのタイトルも獲得した。速さ、強さに加え、あの福岡堅樹さんと同じく左足で蹴ることができるのは大きな強み。東京ベイの初優勝にも貢献し、「ワークレート(仕事量)やハイパントキャッチは、より磨いた。活躍すれば、メンバーに絡めると思っていた」と胸を張った。
ラグビー界では無名の大阪・関西大倉中高の出身。高校進学時に強豪校に進む選択肢もあったが、あえて内部進学を選んで「フィジカルトレーニングは他の選手よりも取り組んだ」。小4で極真空手世界一になった体をさらに強くしたことが活躍の原点だ。決してエリート街道ではないが、「どの道でも向上心を持って取り組むことが大事」という信念を体現してみせた。
これまで代表選考で国際経験を重視してきたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチを振り向かせ、W杯への足がかりをつくった。8月前半のメンバー発表まで2カ月半。シンデレラストーリーのハッピーエンドも、自分の思い通りに描ききる。
≪23歳CTB長田も初選出≫こちらも初選出となった長田はオンライン取材に応じ「(代表入りは)目標にしてきたところ。やるしかないという気持ちが大きい」と決意を示した。昨秋の欧州遠征はもちろん、今年3月のミーティング合宿も不参加。新人賞に輝いた今季リーグワンでの活躍が評価され、20日のプレーオフ決勝後に選出を伝えられたという。代表入りすれば、オーストラリア代表WTBコロインベテら埼玉のチームメートと対戦する可能性もあり「ワクワクする」と待ち望んだ。サバイバルを勝ち抜くため「ボールキャリーと前に出るプレーは通用する自信がある」とアピールを誓った。
≪来月合宿後46人から36人前後に≫昨秋の代表活動に参加しなかった19年W杯代表のフッカー堀江、SO松田らが復帰。一方で前回大会で主力だったSO田村(横浜)は外れた。オンライン会見に臨んだ日本代表強化責任者の藤井雄一郎ディレクターは「若い選手も含めて、一貫していいパフォーマンスだった選手を選んだ」と説明。主にバックアップ選手やケガ人で構成される10人の「代表候補」を含めた46人は来月の浦安合宿後に36人前後まで絞り込まれる予定で、合宿初日から激しいサバイバルが繰り広げられることになる。
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