映画出演の明生「貴重な経験」夏場所殊勲賞の活躍に、共演した吉永小百合から祝福メッセージ

2023年06月05日 18:32

相撲

映画出演の明生「貴重な経験」夏場所殊勲賞の活躍に、共演した吉永小百合から祝福メッセージ
9月1日公開の映画「こんにちは、母さん」に出演した立浪部屋の明生(左)と白猿(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・明生(27)が出演する映画「こんにちは、母さん」(山田洋次監督、9月1日公開)の試写会が5日、所属する東京都台東区の立浪部屋で行われた。
 明生は、主演の吉永小百合(78)演じる主人公が営む足袋屋に通う力士として本人役で出演。映画の舞台が相撲と縁の深い下町で、プロデューサーが明生と同じ鹿児島県瀬戸内町(奄美大島)の出身だった縁からオファーが来た。この日の稽古後、師匠の立浪親方(元小結・旭豊)や部屋の力士らとともに鑑賞。部屋のみんなで見ることに「恥ずかしいです」と上映前は話していたが、エンドロールに自身のしこ名が登場し「初めて見ました」と感慨深げな様子。全て見終えると「感動しました。良い映画でした」とうれしそうだった。

 台詞は一言、二言だったが、撮影は数時間にも及んだという。「動きや立ち位置にも監督のこだわりがあって。(映画に)出たことよりも撮影を味わえたことがよかった。貴重な経験をしました」。20秒ほどだった出演時間については「十分すぎるんじゃないですか」と照れ笑い。「これから相撲でより一層活躍して、また呼んでもらえるように頑張ります」と本業での“主演級”の活躍を見据えた。

 映画を鑑賞した師匠の立浪親方は「山田洋次さんの映画に出られるのは素晴らしいこと。自慢の弟子ですし、自慢になります」と笑顔。昨年行われた撮影の現場にも同行しており「吉永小百合さんを見たくて行きました。めちゃくちゃきれいでした。ミーハーしてきました(笑)」とご満悦だった。

 明生は夏場所、優勝した横綱・照ノ富士(31=伊勢ケ浜部屋)を破る活躍で殊勲賞を受賞。吉永小百合から映画プロデューサーを通して「殊勲賞おめでとうございます。名古屋場所も頑張ってください」というメッセージが届いた。「頑張らないといけないですね」。共演をきっかけにファンになったという吉永小百合の応援も力に、幕内上位に番付を戻す名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)での奮闘を誓った。

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