サーフィン松田詩野が帰国 パリ五輪内定第1号を「実感」パワーフードは「そうめん」

2023年06月09日 20:29

サーフィン

サーフィン松田詩野が帰国 パリ五輪内定第1号を「実感」パワーフードは「そうめん」
サーフィンワールドゲームズでパリ五輪内定第1号となり、出場権獲得のボードを手に笑顔の松田詩野 Photo By スポニチ
 サーフィンのワールドゲームズ(WG、エルサルバドル)でアジア勢最上位となり、全競技を通じて日本人として初めてパリ五輪出場権を獲得した松田詩野(20)が9日、羽田空港に凱旋帰国した。2年前は条件付きの東京五輪出場権を失った海でリベンジを果たし、空港では多くの関係者やメディアの出迎えを受けて笑顔。「改めて目標を達成できて凄くうれしい。そんなに実感がなかったが、帰ってきて実感した」と柔和な笑みを浮かべた。
 19年WGでもアジア勢最上位となり条件付きで東京五輪出場権を獲得も、21年WGで日本勢2人が出場権を獲得したため、松田の五輪出場はまぼろしとなった。パリ五輪に向けては選考規定が改正され、来年2月開幕の次回WG(プエルトリコ)出場で権利が確定する。日本連盟は松田の派遣を決めており、事実上、パリ五輪出場が決定。「同じ海での大会でリベンジの気持ちは少なからずあったし、過去にとらわれずにやろうと思った」と振り返った。

 大会期間中は男子で出場権を獲得した東京五輪銀メダルの五十嵐カノア(木下グループ)やコーチ陣、スタッフらのサポートも受けた。「暑かったのでスタッフが氷で冷やしてくれたり、日本食を作ってくれたので、海外だけど日本の試合のようだった」と感謝。特に食事面は日大文理学部教授で公認スポーツ栄養士の松本恵氏による万全のサポートを受け、「暑かったので、そうめんがおいしく感じた」と笑顔で語った。

 今後は短いオフをはさみ、7月初旬にはパリ五輪の会場となるフランス領ポリネシアのタヒチ島チョープーで行われるトレーニングキャンプに参加する。本番までに“世界最恐”の波を乗りこなすために、今後は長期滞在も視野に入れており、「慣れや経験が大事。自信を持って笑顔で挑める大会にしたい」と抱負を語った。

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