7人制ラグビー 18、19日にパリ五輪アジア予選 吉沢「自分が貢献したい」

2023年11月16日 05:55

ラグビー

7人制ラグビー 18、19日にパリ五輪アジア予選 吉沢「自分が貢献したい」
アジア予選へと意気込む吉沢 Photo By スポニチ
 24年パリ五輪の切符を懸けた男女7人制ラグビーのアジア予選が18、19日に大阪市内のヨドコウ桜スタジアムで行われる。3大会連続出場を目指す男子の日本代表は13日から大阪府内で合宿を開始。リーグワン2部・大阪に所属する吉沢太一(32)がこの日までに本紙の取材に応じ、優勝チームのみ五輪出場が決まる舞台へ意気込みを語った。
 五輪切符を懸けた7人制ラグビーの戦いが、いよいよ始まる。今回のアジア予選は当初、福岡で開催予定だったが、参加チーム数が増える見通しになり、宿泊場所の確保などを理由に大阪へ変更された。所属先の本拠地で戦うことになった吉沢にとっては、願ってもない朗報だった。

 「ヨドコウは自分にとってのホームグラウンドでもある。雰囲気を分かっているから有利だし、ここで五輪出場を決めたい」

 男女とも3大会連続出場を目指して戦う今予選。東京五輪で男子代表は通算1勝4敗で12カ国中11位に沈み、近年も不振が続く。東京五輪の最下位から急速に力をつけている女子代表とは対照的で、香港や中国らがライバルとなる今予選も厳しい戦いになる。

 吉沢自身、15人制ではFBとWTBでプレーし、立正大時代から7人制のキャリアも積んできた。26歳で日本代表デビューを果たし、その後も継続して代表活動に参加。だが、けがなどもあって東京五輪への出場はかなわず。一方で、14年から所属してきたコカ・コーラは21年に廃部。新たに加入したNTTドコモ(リーグワン2部大阪)では昨年に再編問題が起きながら、現在はコンディションに自信を持っている。

 「コカ・コーラがなくなった時に引退も考えたけど、レッドハリケーンズ(大阪)に獲ってもらい、昨年から体がすごく動くようになった。恩返しをしたい気持ちが強いし、五輪に出ることでセブンズの注目度も上がる。自分が貢献したい」。2日間で5試合の大阪決戦を勝ち抜き、パリへの道を切り開く。(西海 康平)

 ◇吉沢 太一(よしざわ・たいち)1991年(平3)7月18日生まれ、埼玉県出身の32歳。中学2年でラグビーを始め、正智深谷高、立正大を経てコカ・コーラに加入。21年にNTTドコモ(現リーグワン2部・大阪)に加入。ポジションはFB、WTB。1メートル75、80キロ。

 ▽7人制ラグビー 1チーム7人で行われ、入れ替えまたは交代は5人まで。通常の試合は前後半7分ずつ。フィールドの広さは15人制と同じ。FW3人とバックス4人で構成され、スクラムは3人で組む。五輪には16年リオデジャネイロ大会から正式種目に採用された。

 ▽男女7人制ラグビーアジア予選 パリ五輪のアジア地区予選で18、19日にヨドコウ桜スタジアムで行われる。男子8チーム、女子7チームが参加。男子は4チームずつが2グループに分かれて1次リーグを戦い、各上位2チームが準決勝に進む。男女ともに優勝チームが五輪切符を獲得し、2位と3位の2チームがパリ五輪最後の1枠を懸けた世界最終予選(敗者復活戦)に回る。

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