立ち合いで手をつかない豊昇龍に審判部が「注意」 粂川審判長「ひど過ぎ」と苦言

2023年11月16日 19:21

相撲

立ち合いで手をつかない豊昇龍に審判部が「注意」 粂川審判長「ひど過ぎ」と苦言
<大相撲九州場所・5日目>豊昇龍がおしだしで豪ノ山を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所5日目 ( 2023年11月16日    福岡国際センター )】 全勝の大関・豊昇龍(24=立浪部屋)が豪ノ山を退けて初日から5連勝を果たしたが、打ち出し後に審判部に呼び出されて「注意」を受けた。
 豪ノ山戦では相手が腰を下ろして右手をついて待っていたが、大関は腰を下ろしても両腕を両太ももに置いたままなかなか手をつかず。両者静止状態が延々と続いた。最初に軍配が返ってから約3分後、ようやく両者が立って取組が成立。豪ノ山の突進を受け止めた豊昇龍が相手のはたきにも前に落ちず、一気に押し出した。

 取組後も土俵下に落ちた相手を鋭い眼光でにらみつけた豊昇龍。支度部屋では「ちょっと熱くなりましたね」と振り返るが、大銀杏(おおいちょう)を結っている最中に審判部から呼び出しを受け、粂川審判長(元小結・琴稲妻)に「大関なんだからしっかりしなさい」と注意を受けた。

 豊昇龍は「自分も悪いところあったかも」と反省。粂川審判長は「ひどすぎる。じらし過ぎ。相手が片手をついているんだから。集中していれば立てるはず」と苦言を呈した。

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