坂本花織 今季世界最高77・35点で首位発進 ノーミスに「ベストの演技ができてホッとしている」

2023年12月09日 04:34

フィギュアスケート

坂本花織 今季世界最高77・35点で首位発進 ノーミスに「ベストの演技ができてホッとしている」
演技をする坂本花織(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート  グランプリファイナル第2日 ( 2023年12月8日    中国・北京 )】 ジュニアの女子フリーで、ショートプログラム(SP)2位の島田麻央(15=木下アカデミー)がフリー1位の138・06点をマークし、合計206・33点で日本勢で男女を通じて初となる連覇を達成した。シニアを含めて日本女子で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループを一つのプログラムで成功した。女子SPでは坂本花織(23=シスメックス)が今季世界最高となる77・35点で首位発進した。
 圧巻の演技で、坂本が初優勝に向けて好発進した。今季から使用する「Baby,God Bless You」。ドラマ「コウノドリ」のテーマ曲に合わせて、全てのジャンプを決めるなどノーミスで滑り切った。2位以下に差をつける今季世界最高得点を叩き出し「とにかく今日、ベストの演技ができてホッとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 過去に2度出場しながら、主要国際大会で唯一、表彰台がないのがGPファイナルだ。昨年の北京冬季五輪で銅メダルを獲得。世界選手権は2連覇中で、四大陸選手権も18年に制した。鬼門の大会で好スタートを切ったが、昨年はSPで首位に立ちながらフリーで最下位に沈んで5位。「ここからが勝負」。慢心することなく、世界女王は前を見据えた。

おすすめテーマ

2023年12月09日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム