島田麻央 逆転でジュニア日本勢初連覇 日本女子初トリプルアクセル&4回転成功「うれしい気持ち大きい」

2023年12月09日 04:33

フィギュアスケート

島田麻央 逆転でジュニア日本勢初連覇 日本女子初トリプルアクセル&4回転成功「うれしい気持ち大きい」
優勝した島田麻央(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート  グランプリファイナル第2日 ( 2023年12月8日    中国・北京 )】 ジュニアの女子フリーで、ショートプログラム(SP)2位の島田麻央(15=木下アカデミー)がフリー1位の138・06点をマークし、合計206・33点で日本勢で男女を通じて初となる連覇を達成した。シニアを含めて日本女子で初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループを一つのプログラムで成功した。女子SPでは坂本花織(23=シスメックス)が今季世界最高となる77・35点で首位発進した。
 大技2本を決め、島田が表彰台の真ん中に立った。昨季からフリーで挑んできたトリプルアクセルと4回転トーループを初めて同時に成功。「一番目標にしてきたことだったので、うれしい気持ちが大きい」。SP2位から逆転して日本勢初となる連覇も果たし、達成感が広がった。

 課題は4回転だった。3月に世界ジュニア選手権を初制覇した後から、浜田美栄コーチと踏み切りのコースを試行錯誤。だが、思い悩んでも構成から外さなかったのは、憧れの存在である浅田真央さんがトリプルアクセルに何度も挑む姿を見てきたからだった。「私も挑戦し続けたい」。その思いが結実したフリー。年齢制限で26年の次回冬季五輪に出場できなくても、歩みは止めない。

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