霧島 九州場所で優勝争いの熱海富士と計6番 尼崎巡業で4勝2敗 師匠の弟弟子・錣山親方の思い出も語る

2023年12月20日 14:42

相撲

霧島 九州場所で優勝争いの熱海富士と計6番 尼崎巡業で4勝2敗 師匠の弟弟子・錣山親方の思い出も語る
尼崎巡業の稽古で熱海富士(左)を押し込む霧島 Photo By スポニチ
 11月の九州場所で大関初優勝した霧島(27)が20日、冬巡業があった兵庫県尼崎市で平幕・熱海富士(21)と計6番の三番稽古を行った。霧島の4勝2敗だった。
 熱海富士とは前日の大阪・羽曳野巡業でも平幕・宇良(31)らとの申し合いで肌を合わせており、2日連続。「力を付けてきた若い力士。やってみたいと思った」。稽古後に狙いを説明し、「まともにいかないと体が重いし、力も強い。元気いっぱいなんで僕も元気になる」と刺激ももらった。「(稽古相手として)これからも指名してもらえるように頑張りたい」。熱海富士は指名に感謝した。

 熱海富士とは九州場所14日目に対戦した。優勝を争う2敗対決で、寄り切りで制して単独首位に立った。千秋楽も勝利し、自己最多13勝。4場所ぶり2度目の優勝を果たし、来年初場所(1月14日初日・両国国技館)で初挑戦する綱獲りへつなげた。

 今月3日に始まった冬巡業では、体調不良で初日から稽古を欠席。喉の痛みを伴う溶連菌感染症にかかって5日まで休場した。15日、10番の申し合いを行った東広島巡業から稽古再開。一時3、4キロ体重が落ちたが、現在は回復して服薬もしていないという。

 17日に師匠・陸奥親方(元大関・霧島)の弟弟子・錣山親方(元関脇・寺尾)が60歳で亡くなった。9月の大関昇進パーティーでお祝いをもらったことからお礼を伝えに行くと、「わざわざきてくれてありがとう。ケガしないように頑張って」と逆に激励されただけに驚いたという。

 「三段目の頃、出稽古へ行ってシコ、すり足、てっぽうを教わったことを覚えています」。出稽古先で何度も指導を受けた記憶をたどり、冥福を祈った。

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