スピードスケート・世界距離別選手権最終日gは18日、カルガリーで行われ、女子1500メートルで世界記録保持者の高木美帆(29=TOKIOインカラミ)が優勝した。世界記録保持者として思い入れの強い種目で、念願のタイトルを獲得。前日の1000メートルに続き、2冠を達成した。この2種目は今季のW杯種目別総合も制しており、2年後のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪へ弾みをつけた。
女子1500メートルの高木は2位に0秒43差で圧勝した。17日の1000メートルも頭一つ抜けた強さで優勝。昨季は有力選手が集うナショナルチームを離れて個別に活動し、今季は自らを中心としたチームを結成した。2年後の次回五輪に向けて視界は良好。普段は厳しい自己評価が多い第一人者は「達成感というより充実感が大きい。やってきたことを自分で評価してあげることも大切かな。ここまでできたことを誇りに思い、また強くなりたい」と笑顔を見せた。