森田理香子 「心技体」でパワーアップ 元賞金女王6年ぶり復帰開幕戦で平均飛距離2位
2024年03月07日 04:50
ゴルフ
(1)技術 1Wは以前と同じプロギア製品だが、「ヘッドの顔よりシャフト重視」で選んだのが、10グラム軽い50グラムのシャフトだった。「今のスイングに合った重量を選んだ」と振りやすさを重視。軽くなった分、ヘッドスピードは6年前の秒速42メートルから、女子プロでトップクラスの48メートルにアップした。一方、シャフトのしなり具合を示す硬さは、女子で使いこなせる選手が少ないX。森田独特の軽く硬いシャフトが、驚異の飛距離を生んだ。
(2)体 復帰を見据えて約1年かけてじっくり体を鍛えたのも大きい。6年前は行っていなかったトレーニングを昨年から週3ペースで実施。筋力アップに加え「スイングも振りやすくなって、リズムも良くなった」と効果を実感している。
(3)心 最大の変化は内面かもしれない。賞金女王のタイトルを手にしたあとは、アプローチイップスを発症した。「本当にゴルフが嫌いで、1年間はクラブを握らなかった」。だが、アマチュアゴルファーらと接するうちに、気づけばゴルフのことを考えるようになっていたという。「離れたことが大きかった。別にスコアとか求められないし、やるだけなので昔よりも振りやすさはある」
背負っていたものを手放したことで、心身ともにリフレッシュした34歳。天賦の才が再び目覚めたのは必然だった。
≪師匠足立後押し「伸びしろある」≫ 森田の復帰を後押しした一人が師匠で女子プロゴルファーの足立香澄だ。昨年の2月、一緒にラウンドをした際に「もう一回やってみない?」と勧めたという。以降、折に触れ練習を一緒にし、「誰も“トレーニングしなさい”なんて言ってないのに、やっぱりアスリート」と中学生の時から知る愛弟子の本気を感じ取った。「力が入ったら曲がるけど、今の方が飛ぶ。全然ピークは越えていないし、まだまだ伸びしろはある」とさらなる成長に太鼓判を押した。
≪菅沼「怖がらずに」予選通過を目指す≫ 今季初戦となる菅沼は「悔しい気持ちはある。(開幕戦に)出たいというのはあったけど、今週しっかり頑張りたい」と意気込んだ。開幕戦は沖縄での開催。広場恐怖症で飛行機などの公共交通機関に乗ることが困難なため、欠場を余儀なくされた。今週は、都内の自宅から高知県まで車で約12時間かけて移動。この大会は過去4度で全て予選落ちに終わっているが、「怖がらずに振り切っていきたい」と悪いイメージを払拭して予選通過を目指す。
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