佐久間朱莉 72にまとめて上位維持 メジャーのために準備した“ハイフェード”生きる

2024年05月03日 14:36

ゴルフ

佐久間朱莉 72にまとめて上位維持 メジャーのために準備した“ハイフェード”生きる
佐久間朱莉 Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ワールド・サロンパス・カップ第2日 ( 2024年5月3日    茨城県 茨城GC東C=6665ヤード、パー72 )】 第2ラウンドがスタートし、単独首位から出た佐久間朱莉(21=大東建託)が3バーディー、3ボギーの72で回り、通算5アンダーの好位置を維持してホールアウトした。
 快晴の下、より速さが増した高速グリーンが待ち構えた第2ラウンド。佐久間はこの日1アンダーで迎えた17番で3メートルのパーパットを外すと、最終18番では今度は3メートルのチャンスを決めきれなかった。「最低1つ赤字(アンダー)っていう目標を立てていたので、17、18番でどちらかを決めたかったなという1日でした」と悔しさをにじませるが、一方でイーブンパーの72としっかりとスコアをまとめた。

 速く硬いメジャーセッティングのグリーンで、“ハイフェード”が生きている。少しハンドレートに構えて打つ高い弾道のフェード。元々スピン量が多い弾道に、さらに高さを出すことで球が止まりやすくなる。「メジャーは絶対に硬くて速いと思っていたので、そのために練習してきました」。これまで試合で使う場面はなかったが、初日に「思い切ってやってみよう」と挑戦していた。この日も8番パー4で右の木がせり出したアングルで、5Uを手に風にぶつけながら、高いフェード軌道でピンそば4メートルにピタリ。「良い感じにいって、バーディーを取れた」。同組で回った元世界ランク1位の申ジエ(韓国)も「佐久間さんの高いフェードで、良いイメージを持てた」と証言した。

 尾崎将司に師事するジャンボ軍団の1人で、今季は2度、首位で最終日を迎えながら勝利に届かなかった。好位置で迎える週末へ、「まだあと2日あるので1日1日を大切に。しっかりと気持ちを切り替えて、また赤字で回れるように頑張りたいです」と力を込めた。
  

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