リレー侍、五輪切符獲得 サニブラウン直前合流も柳田「問題ない」自信深める
2024年05月06日 03:30
陸上
米国が拠点のサニブラウンの代表合流は2日。確認は前日の練習だけだったが、1走から2走柳田へのバトンパスは一発で決まり、柳田は「やれることをちゃんとやれば問題ない」と自信を深めて臨んだ。サニブラウンは持ち前の爆発力でリードし本番でも円滑な受け渡しを成功させた。
前半のいい流れに乗り、3走上山、4走三輪もトップを堅持。最後のバトンパスが受け渡しゾーンぎりぎりになる場面はあったが、きっちり逃げ切った。
タイムは全体2位と上々だったが満足する様子はない。1位米国とは0秒61差があり、4位との差はわずか0秒04だ。サニブラウンは「パリ五輪の優勝は36秒台が出るかも。ここからどれだけ上げられるか」と、さらに高い目標を見据えた。
《1600メートルも!! 執念出場枠死守》
○…1着だった米国の失格で最終的に順位が繰り上がったが、男子1600メートルリレーの日本は五輪出場への執念がほとばしるレースぶりだった。3番手でバトンを受けた3走の佐藤風は「燃えた。抜けなかったら自分の責任」と気持ちを奮い立たせた。バックストレートで前方のドイツを捉え、順位を1つ上げる。アンカー川端は最後の直線で力を振り絞り、出場枠獲得圏内を死守した。1走の佐藤拳は「我々はパリ五輪で金メダルを獲るためのチーム。うかうかしていられない」と気を引き締めた。