8場所ぶり平幕転落の大栄翔が勝ち越し「悔しい気持ちがあったので」即三役復帰へ前進 V争いでも1差

2024年05月23日 06:50

相撲

8場所ぶり平幕転落の大栄翔が勝ち越し「悔しい気持ちがあったので」即三役復帰へ前進 V争いでも1差
<大相撲夏場所11日目>宇良を上手投げで破る大栄翔(手前)(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所11日目 ( 2024年5月22日    東京・両国国技館 )】 西前頭筆頭の大栄翔(30=追手風部屋)が宇良(31=木瀬部屋)を退けて8勝目を挙げ、2場所ぶりの勝ち越しを決めた。
 立ち合いは相手の動きを警戒して踏み込まず、中に入れさせないように見ながら突っ張りを繰り出した。はたいたところを渡し込まれそうになったが、右上手投げを打つと相手の方が一瞬早く落ちた。「危なかった。突き切りたかったけど反応できることも大事」と動きの良さにも手応えを得た。

 7場所連続守り続けていた三役の座を明け渡し、平幕から再起を期して臨んだ場所で早くも勝ち越し。「悔しい気持ちがあったので稽古もしっかりできました」。先場所負け越した悔しさを晴らすべく、すぐに結果で示した。

 1場所での三役復帰へ大きく前進。より確実にするためにもここからが大事になってくる。「勝ち越しで終わりではないので、まだ場所はあるので一日一番集中していくしかない」と一つ気合を入れ直した。また、混戦の優勝争いでも首位と1差の3敗をキープ。21年初場所以来の優勝にも可能性を残しており「最後までやらないといけない」と気持ちを高めた。

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