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大栄翔が片道1時間40分の出稽古敢行 「遠いけど価値のある稽古」 琴櫻を求めて鈴鹿から名古屋へ

2024年07月09日 13:12

相撲

大栄翔が片道1時間40分の出稽古敢行 「遠いけど価値のある稽古」 琴櫻を求めて鈴鹿から名古屋へ
名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋で琴櫻(左)と申し合い稽古を行う大栄翔(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で三役復帰を果たした東小結の大栄翔(30=追手風部屋)が9日、名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋へ出稽古し、大関・琴櫻(26)らと計12番取った。
 まずは幕内力士の申し合いに参加し、琴勝峰(24)や出稽古組の豪ノ山(26=武隈部屋)、王鵬(24=大嶽部屋)、錦木(33=伊勢ノ海部屋)の4人を相手に計8番。その後、琴櫻に指名されて連続で4番取った。鋭い立ち合いから一気の出足で圧倒する場面も。「良い稽古できているのでこの調子でやっていければ」と充実感を漂わせた。

 追手風部屋は全44部屋の中で名古屋市内から最も遠い三重県鈴鹿市に宿舎を構えており、佐渡ケ嶽部屋までは直線距離で片道約50キロ。この日は朝6時半頃に出発し「1時間40分ぐらいかかった」という。宿舎が遠いため名古屋場所前はこれまで一度も出稽古したことがなかったが、前日には愛知県東海市の錣山部屋へ出向くなど、入門13年目にして「初めての試みです」と長距離移動の出稽古を敢行した。「遠いけど、価値のある稽古ができます。佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)にも“来いよ”と言ってもらえるのでありがたいです」。場所直前に琴櫻の胸を借りるのは4場所連続で、今回も充実の稽古を積んだ。

 8場所ぶりに三役の座を明け渡した夏場所では千秋楽まで優勝争いに絡む活躍で11勝を挙げ、1場所で小結に復帰。再び大関昇進を目指していく戦いのスタート地点に立ち「またここから頑張りたい」と気持ちを新たにした。

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