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飲酒・喫煙で五輪出場辞退の体操・宮田笙子 「内部通報」で事態発覚の可能性が濃厚

2024年07月19日 14:56

体操

飲酒・喫煙で五輪出場辞退の体操・宮田笙子 「内部通報」で事態発覚の可能性が濃厚
会見する(左から)原田コーチ、西村専務理事、藤田会長ら日本体操協会関係者(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 体操女子でパリ五輪代表の主将に選ばれていた宮田笙子(19=順大)が喫煙の疑いでチームを離脱した問題を受け、日本体操協会は19日、都内で緊急会見を開催。飲酒、喫煙行為が確認されたとして、宮田の五輪出場辞退を発表した。
 会見には同協会の藤田直志会長、西村賢二専務理事、宮田が所属する順大の原田睦巳監督と弁護士の谷原誠氏、山口明彦氏が出席した。

 事態の発覚は、合宿中のモナコにいるチーム関係者への通報だった。今月15日に情報提供があり、16日にコーチを通じて本人に確認。直接確認が必要と判断した協会は帰国を要請し、宮田は18日夕方に帰国した。そのまま、都内で両親同席のもと協会による聞き取りに応じ、飲酒、喫煙行為を認めた。西村専務理事は、聞き取りの中で、宮田が「自分の競技目標に設定された目標に対して、数々のプレッシャーがありながら、そのような行為に及んでしまった」と話したことを明かした。

 西村専務理事は内部告発なのかという質問に「否定はできない。内部の通報者ということは、現地で通報を受けた田中本部長から聞いているので、そうなんだろうと思っている。決して外部の誰かではないと理解している」と述べた上で、「通報した方の立場も保護しなければいけないという認識を持っている。これ以上のお話は差し控えさせていただく」とした。

 日本協会の行動規範には「日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する(2016年度から数年かけて段階的に全面禁止とする)」と明記されている。

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