金は16個、メダル総数67個!新旧の“お家芸”がパリで躍動 26日五輪開会式に先立ちスポニチ独自予想
2024年07月25日 06:00
五輪
![金は16個、メダル総数67個!新旧の“お家芸”がパリで躍動 26日五輪開会式に先立ちスポニチ独自予想](/sports/news/2024/07/24/jpeg/20240724s10048000385000p_view.webp)
レスリング女子は公式戦133連勝中で53キロ級の藤波朱理がパリでも不敗神話を継続する可能性が高く、連覇に挑む50キロ級の須崎優衣も海外勢との対戦に94連勝中と無類の強さを誇る。世界選手権3連覇中で57キロ級の桜井つぐみも実績十分。男子ではグレコローマン60キロ級の文田健一郎が前回銀の雪辱を果たして頂点に立つとみる。
アーバンスポーツは今大会も熱い。スケボーは大逆転で予選を勝ち抜いた男子ストリートの堀米雄斗が連覇を達成すると予想。女子もストリートの赤間凜音(りず)、パークの開心那(ひらき・ここな)、四十住(よそずみ)さくらと実力者がそろう。スポーツクライミングは男子複合で17歳の安楽宙斗(そらと)に期待。新競技ブレイキンでは男子のSHIGEKIX、女子のAMIがメダルの有力候補だ。
スポーツデータの米専門会社グレースノートは23日発表のメダル予測で日本は金メダル13個、メダル総数では世界6位の47個(銀13、銅21)とした。本紙予想通り67個のメダルを獲得すれば日本史上最多となる。伝統的に強い柔道、レスリングに加え、21年東京五輪で初採用されたアーバン系もメダルラッシュに欠かせず“新お家芸”の地位を確立しつつある。伝統と新興。2つの軸が日本選手団の躍進を支える。
【木本新也記者 男子高飛び込み・17歳玉井日本勢初快挙へ】
日本飛び込み勢は1928年アムステルダム五輪以来50人以上のダイバーが表彰台を目指してきたが、誰一人届いていない。期待も込めて17歳エースが悲願の初メダルを手にすると予想する。世界屈指の跳躍力、回転力を誇り、年を追うごとに入水技術も向上。大会前の格付けも重要な採点競技で、22年世界選手権銀、5月の五輪テスト大会優勝の実績も大きい。慢性的な痛みを抱える腰の状態さえ良ければ、大国中国の壁を越える可能性も十分にある。
【福永稔彦記者 バレーボール男子・石川&藍Wエースけん引】
52年ぶりの金メダルを射程に捉えている。注目はダブルエース。石川は勝負どころで抜群の決定力を誇り派手なアクションでムードを盛り上げる頼れる主将。高橋藍は安定したレシーブと豪快なスパイク、サーブで攻守に貢献する。2人とも打つと見せかけてトスを上げるフェイクセットなどトリッキーなプレーも得意にしている。強いだけでなく面白い日本のバレーは世界を魅了すると確信している。
【阿部令記者 柔道女子63キロ級・高市が三度目の正直】
日本女子で3大会連続出場は、谷亮子(5大会連続)、阿武教子、上野雅恵、中村美里に続き5人目の快挙。世界一ハイレベルな代表争いが繰り広げられる日本で、3度の出場はそれだけで称賛に値する。過去の4人が一度は必ずメダルを獲ったことを考えれば、心情的にも高市には三度目の正直を願いたくなる。再起を決めた直後の左膝の大ケガ、結婚など濃密な3年間を過ごし、円熟期を迎えた30歳に注目したい。
【西海康平記者 スポクラ男子複合・安楽頂点登る】
普段はいたって普通の高校生でも、壁を登ると凄い。千葉・八千代高3年の17歳は、23年のW杯でボルダーとリードともに総合優勝。日本人初の快挙を成し遂げた。小さい頃は運動が得意ではなかったが、小学2年時に父と行ったスポーツクライミングジムで競技にはまり、ユース年代から台頭。上背は1メートル68ながら、身長と同等とされるリーチは1メートル81を誇る。腕の長さを生かした自称「フワフワクライマー」が世界の頂点を極める。
【大和弘明記者 男子ケイリン異色経歴24歳・太田の挑戦】
日本発祥のケイリンで、24歳の若きエースが悲願の金メダルに挑戦する。ボート選手での挫折を経験し、日大を7カ月で中退。偶然入ったサイクルショップで自転車に魅せられ、競技を始めた異色の経歴を持つ。21年に日本競輪学校を早期卒業し、競技歴わずか4年で急成長。スプリント、チームスプリントでのメダルにも期待がかかるが、本命は最終日8月11日のケイリン。日本選手団しんがりの金メダルで祭典に花を添える。
【滝本雄大記者 サッカー女子 流れ変える天才肌の浜野】
なでしこジャパンの切り札が、五輪でもゲームチェンジャーとして期待される。先月のニュージーランド戦は後半開始から投入され、代表初ゴールを含む2得点と勝負強さを発揮。今月13日のガーナ戦でも後半から途中出場で1得点1アシストをマークし、流れを変える一撃を狙う。昨年のW杯は左肩負傷により出場は準々決勝スウェーデン戦のみで、敗退後に涙した天才肌のアタッカー。池田太監督による投入タイミングも鍵を握りそうだ。
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