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平戸海 元兄弟弟子の豪ノ山を破り、新三役勝ち越し 武隈親方の独立まで寝食をともに

2024年07月25日 19:56

相撲

平戸海 元兄弟弟子の豪ノ山を破り、新三役勝ち越し 武隈親方の独立まで寝食をともに
<大相撲名古屋場所12日目>平戸海(右)は豪ノ山を一気に押し出す(撮影・長嶋 久樹) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所12日目 ( 2024年7月25日    ドルフィンズアリーナ )】 小結・平戸海(24=境川部屋)が平幕・豪ノ山(26=武隈部屋)を押し出し、難関の新三役場所で勝ち越した。当たって下から相手の突きを跳ね上げて前進。さらに、相手の引きに乗じて前へ出た。「いい相撲が取れました。起こされないよう落ち着いていこうと思った」と手応えをにじませた。三役の地位を維持し、「とりあえず一安心。うれしい」と笑顔を見せた。
 この日、師匠の境川親方(元小結・両国)がNHK総合の大相撲中継の正面解説を務めた。取組前のウオーミングアップ中、東西の支度部屋に2台ずつあるテレビでそのことを知り、「親方の解説の時は(とりわけ)勝ちたい、頑張らないと、と思った」。

 当然、自身の取組について解説する師匠に恥をかかせられない。加えて、豪ノ山はその師匠・武隈親方(元大関・豪栄道)が22年1月に独立するまで、境川部屋に所属した兄弟弟子。対戦成績を3戦全勝とし、「やりやすさはない。負けられないという気持ちはある」と対抗心をのぞかせた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「平戸海は化けたね。けれん味がなく、好感が持てる相撲だ」。勝ち星の数だけでない相撲内容についても称賛。その急成長を称えた。

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