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アメフト阪大 38年ぶりの1部リーグに「爪痕」残した DB澤田が「圧巻」50ヤードFG

2024年09月03日 19:45

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アメフト阪大 38年ぶりの1部リーグに「爪痕」残した DB澤田が「圧巻」50ヤードFG
<阪大・立命大>立命大RB山嵜に襲いかかる阪大DB松田 Photo By スポニチ
 【関西学生アメフト1部リーグ   阪大12ー48立命大 ( 2024年9月3日    MKタクシーフィールド )】 先輩たちも憧れた1部のフィールドに、確かな爪痕を残した。第1Q、7点を先行された直後のシリーズ。敵陣47ヤードから、あの手この手でドライブを進め、敵陣33ヤードまで攻め込んだところでDB澤田がFGのスポットに立った。
 1部でも滅多に見ない50ヤードのトライ。「蹴る前から自信はありました」。昨年の入れ替え戦でも「トラの子」の3点を決めた右足が、38年ぶりの1部でスコアを刻んだ。

 優勝候補が持つ個の力に圧倒されながら、阪大は決してファイティングポーズを崩さない。第3Q4分9秒に再び澤田が45ヤードFG。8分36秒秒には、QB立石航大(2年)がギャンブルプレーでTDパスを通した。「日本一を目指すチームとしてはメチャクチャ悔しいですね」。西尾慎太郎監督は短い言葉に思いをこめた。

 OBの悲願だった1部昇格。喜びと初心が消えかけた泉南合宿の2日目、ターニングポイントが訪れた。関学大出身の野々垣亮佑コーチから、「これが本気で日本一を狙う練習か」と叱責が飛んだ。「2日目までが従来の阪大の練習。あれで取り組む意識が変わりました」と澤田は振り返る。

 日程変更のため次節は中3日で関学大戦(7日)。立命大戦でノックした1部のドアを今度は力で打ち破る。(堀田 和昭)

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