菅楓華 成長見せた!初の単独首位発進「自己ベスト更新できたので良かった」昨年のQT失格乗り越え
2024年09月14日 04:00
ゴルフ
「自己ベスト更新できたので良かった。セカンドショットがピンに突っ込めたのでバーディーチャンスにつく回数が多くて、それをしっかりと決められた」
ゴルフとの出合いは運命的だった。小学校に入学して間もない頃のこと。公園で仲良くなった5歳年上の見知らぬお姉さんからゴルフの誘いを受けると、「ちょっと行ってみようかな」と好奇心で家についていったことが始まりだった。幼少期で交流は終わってしまったが「プロになれたので、そのおかげです」と初々しく笑う。
全ての経験が糧となっている。昨年の最終予選会で5位に入り前半戦出場権を得ていたが、後日、スコア誤記が発覚。無念の失格となったが「今後につながる」と必死に前を向いた。シーズン前半は主催者推薦の限られたチャンスの中で4試合に出場。デビュー戦となったVポイント×ENEOSで7位に入るなどリランキング33位で後半戦出場権を手にした。
現在メルセデスランク70位につける19歳が目標に掲げるのは50位までのシード権獲得。その先には「目指すはそこなんですけど…」と地元・宮崎で行われる最終戦・ツアー選手権リコー杯への出場も見据える。幼少期から観戦に訪れていた思い出いっぱいの大会。初勝利をつかみ取り、ツアー優勝者としての凱旋出場をひそかに思い描く。 (山手 あかり)
◇菅 楓華(すが・ふうか)2005年(平17)5月17日生まれ、宮崎市出身の19歳。6歳でゴルフを始める。日章学園高3年時の昨年プロテスト一発合格。今季最高位はVポイント×ENEOS7位。馬場咲希、清本美波らと同世代。得意クラブは9I。リフレッシュ法は食べること。好きな食べ物は焼き鳥のぼんじり。好きな色は青。1メートル67、60キロ。
《美夢有 納得の65》
○…65で2位発進の山下は「本当にパターが入った」とうなずいた。10番から3連続バーディーを奪うと、最終18番も10メートルをねじ込んだ。今季は優勝こそないものの、直近10試合連続でトップ10入りを果たすなど安定感は抜群だ。今大会を含めて残り11試合。「いつも通りのプレーをできるように頑張りたい」と自らに言い聞かせた。