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大谷美咲 ウェルネス転向後初の国際大会で金メダル獲得、ブラッシュアップした下半身で快挙

2024年10月16日 07:40

スポーツ

大谷美咲 ウェルネス転向後初の国際大会で金メダル獲得、ブラッシュアップした下半身で快挙
「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」ウェルネスで優勝した大谷美咲(本人提供) Photo By 提供写真
 国際大会「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」がスペイン・マドリードで行われ、ウェルネス部門に転向後、初の世界大会となった大谷美咲(37)が金メダルを獲得、15日に“凱旋帰国”した。
 大谷が昨年のボディフィットネス部門に続き、今年はウェルネス部門の国際舞台で頂点に立った大谷は「思っていた以上の結果をいただき、びっくりしていますが、とてもうれしいです」と声を弾ませた。

 ウェルネスは、規定ポーズやウオーキング審査はビキニフィットネスと同様ながら、より大臀筋、大腿部を重きをおいた基準で審査されるカテゴリー。「国際大会で日本がウェルネスに出場するのは初となるので、どのくらいの差があるのかなどを知るためにも」と臨んだが、「出場するからにはメダルを持って帰りたい」の言葉通り、ブラッシュアップした下半身で表彰台の中央に立った。

 2017年にボディビル競技と出合い、当初はビキニフィットネス部門に出場していたが、三頭筋の発達が著しかったことなどから変更を勧められ、2021年からボディフィットネスに転向。そして、3年目の昨季、スペイン・サンタスザンナで開催されたIFBB世界フィットネス&ボディビル選手権の一般の部158センチ以下級とマスターズ35~39歳級、オーバーオール(無差別級)で優勝し、世界の頂点に立った。

 今季からは「もともと好きなカテゴリーだったのと、ちょうどいろいろなタイミングが合って、今思い切るべきかなと感じました」とウェルネスに転向。これまでのボディフィットネスでは、背中の広がりなどを意識して体をつくってきたが、今季は「ウェルネスといえば下半身なので、そこに重点を置いた」と、太腿やヒップなど下半身の筋量を意識してトレーニング。昨年と比べて外側広筋の張り出しが発達した“ウェルネス仕様”の体をつくり上げた。

 髪形もウェルネスに合わせ、慣れ親しんだポニーテールから、おろし髪にチェンジ。9月の「オールジャパン ウェルネス ャンピオンシップス」163センチ以下級、オーバーオール(無差別級)でともに初代女王に輝き、そして今回、一気に頂点に駆け上がった。

 12月には、日本でIFBB世界女子選手権(12月16日開幕・東京・有明コロシアム)で開催される。「少し日数が空くので、今大会での課題を修正していって、今季のベストで臨みたいです」とさらなるレベルアップを誓い、「日本で開催されることで、もっとJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)を知っていただきたいですし、ボディビルがもっとスポーツとして認知なれるようになったらうれしい」と話した。

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