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青山修子、元相方破り涙のダブルスV「彼女と組んだことで…」 穂積絵莉も緊張乗り越えリベンジ

2024年10月28日 04:15

テニス

青山修子、元相方破り涙のダブルスV「彼女と組んだことで…」 穂積絵莉も緊張乗り越えリベンジ
<東レ・パンパシフィック・オープン最終日>女子ダブルス決勝、優勝した青山修子(左)と穂積絵莉(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【女子テニス東レ・パンパシフィック・オープン最終日 ( 2024年10月27日    東京・有明テニスの森公園 )】 ダブルス決勝で青山修子(36=近藤乳業)穂積絵莉(30=日本住宅ローン)組が柴原瑛菜(26=橋本総業)ラウラ・ジーゲムント(36=ドイツ)組を6―4、7―6で破り、日本勢として18年大会を制した加藤、二宮組以来の優勝を果たした。シングルス決勝はパリ五輪金メダルの鄭欽文(テイ・キンブン、22=中国)が、20年全豪覇者で世界155位のソフィア・ケニン(25=米国)に7―6、6―3でストレート勝ちして頂点に立った。
 羽子板を模したトロフィーを手に、青山、穂積組の笑顔がはじけた。2人が初めて組んだのは約10年前だが、本格結成はパリ五輪後。今季10大会目の出場で初めて頂点に立ち、穂積は「1回戦から楽な試合は一つもなかったが、どんな時も前向きにプレーしたことが結果につながった」と振り返った。昨年は二宮とのペアで準V。朝食が喉を通らないほど緊張する中、1年前のリベンジを果たした。

 青山はツアー通算20勝目。特別な相手を破り、節目のタイトルを手にした。対戦した柴原とは長年ペアを組み、21年東京五輪、今夏のパリ五輪に出場。シングルスに力を入れる柴原の方針でパリ五輪後にタッグを解消したが、ツアー10勝を柴原とともに挙げており絆は強い。「彼女と組んだことで私のテニスの質は上がった」と涙ながらに感謝した。

 青山、穂積組は11月の女子国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯決勝大会にも出場する。青山が「最高の舞台を楽しみたい。今日のようなプレーができればチャンスも生まれてくる」と言えば、穂積は「積極的にプレーしてチームにいいエネルギーを送ることを意識したい」と意欲。36歳と30歳のベテランペアが世界一を狙う女子日本代表でも欠かせない戦力となる。(木本 新也)

《体験会に小学生30人》 大会を後援する江東区に在学するテニス初心者の小学生を対象にした体験会が行われた=写真。抽選で選ばれた約30人の小学生が参加し、日本女子テニス連盟の指導を受けた。参加した平尾優斗さん(6)は「またテニスをする時は、うまくなってボールを強く打ちたい」と声を弾ませていた。

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