先発ダル リラックスし最終調整

2008年08月13日 06:00

野球

先発ダル リラックスし最終調整
ダルビッシュは青木の構えの真似をする
 【北京五輪 野球】決戦前夜。ダルビッシュは短い言葉に決意を込めた。「頑張ります」。湿気の多い独特の気候についても「全然。大丈夫」。その表情はリラックスそのものだった。
 湿度85%。じっとしていても汗がにじみ出てくる中で、午後8時すぎに練習スタート。キューバ戦に先発する“絶対エース”は、時折笑顔も見せながらメニューをこなした。アップでは青木の打撃フォームをまねて周囲の笑いを誘う。その後は仲のいい涌井とキャッチボール。さらに田中とボールを投げ合うシーンもあった。日本代表の命運がその右腕に懸かる。しかしそんな重圧を感じていないかのように、リラックスした雰囲気のまま軽めの調整を終えた。
 闘将の気持ちも高ぶってきた。すでに選手には「心を新たに、歴史を刻もう!」と声を掛けたという星野監督は、練習を見守りながら「選手はいい顔をしとる。あいつら、やりよるよ」。さらに「野性に戻るしかない。総決算や!」と自分のバッグの日の丸にキスをして帰りのバスに乗り込んだ。この日昼にはキューバ対策のミーティングも済ませた。星野ジャパンの熱闘がいよいよ始まる。

 ≪ダル サエコに“援軍要請”≫ダルビッシュの父・ファルサさんが北京入りし、エールを送った。「代表に入るのは個人的にもうれしいこと。日本で覚えた野球ですから」と恩返しの投球を期待。「日本の野球はトップレベル。問題ない」と話す父だが、ダルビッシュは「サエコに“子供を日本に置いてでも来てほしい”と話していたみたいですよ」と意外にも“援軍要請”を求めていたことも明かした。

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