山本昌5連勝!粘って粘って201勝目

2008年08月13日 06:00

野球

山本昌5連勝!粘って粘って201勝目
<広・中>ゲームセットで李を迎える山本昌(左から2人目)
 【中日5-4広島】プロ25年生の中日のベテラン左腕・山本昌は、粘りに粘って“201勝目”を手に入れた。8回4失点で自身5連勝。試合後は「200勝をして気が緩んだと思われないように投げた。最後はアンラッキーだと思ってたけど、ラッキーだった」とにんまりだ。
 前回登板となった4日の巨人戦で悲願の200勝に到達。この日は20歳の広島・前田健相手に“老かい”な投球を披露した。持ち味である低めへの変化球もさえた。3回は自らの失策もあって2失点。8回は簡単に2死としたあと痛恨の同点ソロを被弾した。しかし直後の9回、李炳圭(イ・ビョンギュ)が決勝ソロ。105球を投げきった山本昌に白星をプレゼント。落合監督も「あれで勝っちゃうんだから、ことしは勝ち運があるんだろうな」と笑った。

 通算201勝目は平松政次(元大洋)と並ぶ歴代22位タイ。前日11日が43歳の誕生日だったが「移動日だったので何もなかった」。1日遅れの祝杯にも「2ケタ勝利が最低ライン。今はそれしかない」と表情を引き締めた。名球会入りも通過点。ベテラン左腕はまだまだ元気だ。

 ≪先発李大暴れ≫7月3日以来の先発出場となった李炳圭が3回に先制3ラン、9回には勝ち越しのソロ本塁打を放った。打撃不振で約1カ月間の2軍生活。この日出場選手登録され、気分転換のためか、ひざ下までストッキングを見せるスタイルで臨んだ。「2軍でも一生懸命やってきた。いい結果が出て良かった」とほっとした様子だった。

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