阪神扇の要・矢野復帰も白星ならず

2009年07月18日 22:37

野球

 【阪神4-11巨人】1人で流れを変えるのは難しいということか。オフに右ひじを手術した阪神の矢野が先発で今季初出場を果たした。苦しむ虎が待ちわびた扇の要の復帰も、白星にはつながらなかった。
 「緊張した」という初戦は、組み慣れた安藤とのバッテリー。だが、一回にいきなり2点の先行を許す。同点に追い付いた直後の3回には3長短打で2点を勝ち越され、5回にはラミレスに痛恨の2ランを浴びた。打撃では2安打2得点と、得点に絡む働きを見せたが「打つよりも守りだから。もっとやりようがあったかな。反省ばかり」と自らを責めた。

 それでも、7回まで守備に就き、3回には盗塁を阻止するなど、存在感を示した。出遅れている間に、シーズンは折り返し地点を過ぎた。「(慣れるまでに)何試合か、かかるかもしれないが、そうは言ってられない」。巻き返しに残された時間がそう多くないことは自覚している。

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