A・ロッドWシリーズ初“ビデオ判定弾”

2009年11月02日 06:00

野球

 【ヤンキース8―5フィリーズ】ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(34)が、ワールドシリーズ史上初の「ビデオ判定本塁打」を放った。0―3の4回1死一塁、フ軍先発ハメルズの直球を右翼へ。打球はフェンス最上部付近に当たり、グラウンドにはね返った。打った本人は二塁で止まったが、ヤ軍ジラルディ監督の抗議でビデオ判定に持ち込まれた。
 審判団が映像で検証した結果、テレビカメラの突き出たレンズに打球が当たったことが判明し、判定は2点本塁打に覆った。大リーグでは昨年終盤からビデオ判定を導入したが、レギュラーシーズン第1号も、昨年9月3日のレイズ戦で放ったロドリゲス。最初の2試合は8打数無安打6三振と沈黙したが、ワールドシリーズ初安打となる一発が5回の逆転劇につながり「大きな1本だった。(ビデオ判定は)自分に合っているみたい」と笑顔で振り返った。
 今ポストシーズン6本塁打は、96年のウィリアムズに並ぶ球団記録。敵地で2勝1敗とリードした指揮官も「彼の存在は何より大きい」とご満悦だった。(奥田秀樹通信員)

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