内海 得意球チェンジアップ投げ過ぎKO

2009年11月02日 06:00

野球

内海 得意球チェンジアップ投げ過ぎKO
<日・巨>3回途中に降板する内海
 【巨人2―4日本ハム】巨人・内海が3回途中でKOされた。原因は10月12日のヤクルト戦(神宮)以来、20日ぶりとなった登板間隔の影響と、得意球に頼り過ぎたことの2点が挙げられる。
 ダルビッシュとの投げ合いを制した6月6日の日本ハム戦(東京ドーム)。6回2失点で勝ち投手になった内海は、90球を投げている。最も得意とするチェンジアップは13球だった。
 この日は、立ち上がりからチェンジアップを多投した。2回までの打者1回り目で10球。マウンドを降りるまでに投じた60球中23球が、得意球だった。シリーズ開幕前、日本ハムを分析するスコアラーは「パ・リーグには内海のようなチェンジアップを放るタイプの投手がいない」と話していた。前回登板時に多くを見せていない上に、効果的な球種とくれば、配球の中心となるのは当然だった。
 日本ハム打線は、その球に合わせてきた。高橋はチェンジアップを2安打。3回の5連打の締めを飾った糸井にもチェンジアップを右翼線に運ばれた。得意球も多投し過ぎては相手打線の目が慣れてしまう。「3回の連打は僕のコントロールミスです。大事な試合で…申し訳ないです」と内海はうなだれた。5カ月前に“対戦”したダルビッシュは、この日、カーブを多投し巨人打線を封じた。お互いに変身した投球内容だったが、軍配は相手に上がった。

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