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黒田“日本式”サインプレー確認 複雑化でコーチ心配

2015年02月27日 09:03

野球

黒田“日本式”サインプレー確認 複雑化でコーチ心配
前田健(手前)と二塁へのけん制練習をする黒田
 広島・黒田が26日、8年ぶりに挑む日本野球へ機動力封じも掲げた。けん制球の練習とサイン確認。打者との力勝負が主だったメジャー時代とは違い、足技を絡めた攻撃に備える。
 キャンプ合流から2度目のメニューながら単に送球の練習に励んだ前回とは違い、実際に使うサインに従って投げた。まず一塁、次に二塁へのけん制球を繰り返し、特に二塁けん制ではサインを受けて投げるまで一連の動きを入念に確認した。

 内野手と呼吸を合わせるサインプレーの練習は沖縄から帰広後を予定。それに向けた事前準備だった。「投げることは心配していないけど、メジャーであまりやっていない細かいプレーは心配な部分。前に広島にいた時よりも動きは複雑になっている。覚えてもらうことは多い」。畝投手コーチが必要性を指摘したように、日本へ来た外国人投手が機動力でかき乱される例は多い。メジャー帰りの黒田を“助っ人”とみる敵が足技で揺さぶりをかけてくる可能性はあり、対策は必須だ。

 「特にアメリカン・リーグ東地区は打高のチームが多かったから、サインプレーやバントシフトはあまりなかった」。黒田本人も米国では打者との真っ向勝負に重きを置いていたことを認めた。

 「もうだいぶん頭に入ってきたんで動きも大丈夫だと思う」

 05年のゴールデングラブ賞獲得が示すように元々、守備力も兼ね備えた投手だった。日本を離れた7年の間に少しだけ眠らせた能力を再び呼び覚まそうとしていた。

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