横浜・増田「宿舎に帰ってから泣きます」笑顔で終戦 進路はプロ一本

2017年08月12日 05:30

野球

横浜・増田「宿舎に帰ってから泣きます」笑顔で終戦 進路はプロ一本
<横浜・秀岳館>帽子に書かれた言葉通りに最後まで笑顔の横浜・増田 Photo By スポニチ
 【第99回全国高校野球選手権第4日・1回戦   横浜4―6秀岳館 ( 2017年8月11日    甲子園 )】 神奈川大会から4戦連発中だった横浜の今秋ドラフト上位候補、4番・増田は単打1本のみで終戦を迎えた。
 昨夏に続き甲子園では不発で、夏の初戦敗退は06年以来11年ぶり。9回は左飛に倒れ、最後の打者となったが「試合前から笑顔を貫こうと決めていた。やり切った。宿舎に帰ってから泣きます」とすがすがしく話した。

 帽子のつばに「声と笑顔でチームを救え」と記した主砲は、劣勢でも笑みを絶やさなかった。唯一の安打は先頭で迎えた5回。川端の142キロ直球を鋭く中前へはじき返し「ああいうヒットが自分の持ち味。直球を振り負けずに打ててうれしかった」。そんな姿に、秀岳館・川端は「純粋に野球を楽しんでいるように見えたので、こっちも楽しまないと打たれると思った」と話した。

 進路については「プロ一本で考えています」と表明。「子供に夢を与えられるような打者になりたい」。高校通算33本塁打のスラッガーは先を見据えた。 (原田 真奈子)

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