「野球」を母国に発信し続けるバンデンハーク “オレンジ軍団”の活躍に刺激
2018年02月14日 10:20
野球
12日の女子1500メートルもキャンプを行う宮崎の宿舎でテレビ観戦。「オランダ、日本、オランダ。グレートサンドイッチだったね。コンマ数秒で順位やメダルが変わる戦いをしていて尊敬するよ」。母国の金メダルを喜ぶとともに、日本の銀メダル獲得を喜んだ。
スピードスケートはオランダの“国技”とも言える競技だ。バンデンハーク自身も幼い頃はスケート教室に通ったという。「冬になったらオランダでは、みんなスケートするよ。僕も通っていたスケート教室の競技会に出て、勝ったこともあるよ」と得意げに話した。当時は100メートル、300メートル、500メートルの競技があり、500メートルが得意だった。
時を経て、米国、韓国と渡り歩き、現在はオランダ代表として活躍するプロ野球選手となった。母国での競技発展を願う。1月に来日した際、「オランダで野球に人気が出てきたんだ」と嬉しそうに語る表情は印象的だった。
きっかけは、昨年のWBC4強や、20年東京五輪での野球復活の影響もあるというが、バンデンハークを含め、ヤンキースのグリゴリアスら海外でプレーする選手の活躍が母国で報道され、徐々に人気につながっているという。「オランダの子どもたちが興味を持ち始めている」と目を細めた。
ソフトバンク在籍4年目のシーズン。狙うのは、もちろん開幕投手だ。昨年、1年間ローテーションを守った自負もある。「チャンスがあれば、やりたい。野球選手として開幕のマウンドに立ちたい気持ちがある」。スピードスケート大国から生まれた一人の投手が、日本の地から「野球」というスポーツを母国に発信し続ける。(記者コラム・後藤 実穂)
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