【中畑清氏視点】不安な上原「打ってください」と言わんばかりの球ばかり

2018年04月11日 09:50

野球

【中畑清氏視点】不安な上原「打ってください」と言わんばかりの球ばかり
<巨・D>8回、逆転を許し降板する上原 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人3―4DeNA ( 2018年4月10日    東京D )】 巨人・上原は非常に不安だね。良かったのは筒香を詰まらせて二飛に仕留めた真っすぐ1球だけ。あとは真っすぐもスプリットも切れ、変化に乏しく、ベルト付近の高さ。キャッチボールの延長線上のような「打ってください」と言わんばかりの球ばかりだった。
 ちゃんとしたキャンプをしないで迎えた開幕。真っすぐは日に日に上がってくるのかと思っていたら、逆行している。握力がなくなったのか、肩か肘か体のどこかに変調を訴えているのかと思ってしまうような内容。これまで球場の空気を変える存在感を存分に発揮してきたけど、こんな投球を見せられたら、今後の起用法が難しくなる。監督、コーチ、そして上原本人も不安になっていると思う。

 原因はどこにあるのかを早く究明し、微調整が必要。その上で次はある程度試合の決着がついたような場面で様子を見た方がいいんじゃないかな。そう思わせるほど深刻な内容だった。(スポニチ本紙評論家)

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