大リーグのドラフトがスタート タイガースがオーバーン大のマイズ投手を全体トップで指名

2018年06月05日 12:44

野球

大リーグのドラフトがスタート タイガースがオーバーン大のマイズ投手を全体トップで指名
大リーグのドラフトで全体トップで指名されたオーバーン大のマイズ投手(AP) Photo By AP
 大リーグのドラフトが4日(日本時間5日)にニュージャージー州シコーカスで幕を開け、21年ぶりにトップ指名権を得ていたタイガースはオーバーン大の右腕、ケイシー・マイズ投手(3年=1メートル91、100キロ)の名前をコールした。
 マイズ投手は今季16試合に先発して10勝5敗。3月9日のノースイースタン大戦では13三振を奪って自身初のノーヒット・ノーランを達成していた。ストレートの球速は150キロ前後だが、得意のチェンジアップを生かして109回2/3を投げて151奪三振を記録。与えた四球はわずか12しかなく制球力は抜群だった。

 アラバマ州スプリングビル出身の同投手は、高校卒業時にドラフトで指名されないままにオーバーン大に進学。高卒時はドラフト外で、大学在籍時になって全体トップ指名を受けたのは、2009年のスティーブン・ストラスバーグ(29=ナショナルズ)以来、史上7人目となった。

 今季57試合で16本塁打を放ったジョージア工科大のジョーイ・バート捕手(3年)がジャイアンツに全体2番目に指名され、3番目のフィリーズは1メートル96、100キロの大型三塁手、ウィチタ州立大のアレック・ボーム(3年)を指名。続くホワイトソックスはオレゴン州立大の内野手で、1メートル70と小柄ながら今季の打率が・406に達していたニック・マドリーガル(3年)を全体4番目に指名した。

 なおアスレチックスは全体9番目でオクラホマ大の外野手、カイラー・マーリー(3年)を指名したが、同選手はフットボール・チームで今季の先発起用が確実視されている主力QB。ハイズマン賞を受賞してNFLドラフトの全体トップ指名を受けた同大出身のベイカー・メイフィールド(現ブラウンズ)の控えとして昨季7試合に出場し、21回中18回のパスを通して359ヤード、3TDをマークしていた。

 ただしQBとしては1メートル78、87キロと超小柄な部類に入る選手。センターとして起用された野球では今季51試合に出場して打率・296、10本塁打、47打点、10盗塁という成績を残しており、フットボールと野球のどちらを選択するのかが注目されている。

 大リーグのドラフトは4日に2巡目までの指名が終了。5日には3〜10巡目、6日に11〜40巡目の指名が行われる。

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