楽天・則本、下克上へ必勝 千賀とエース対決「彼は意識していると思う。ヒラリとかわしたい」

2019年10月05日 05:30

野球

楽天・則本、下克上へ必勝 千賀とエース対決「彼は意識していると思う。ヒラリとかわしたい」
キャッチボール中に笑顔を見せる則本昂(撮影・中村達也) Photo By スポニチ
 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は5日、セ、パ両リーグのファーストステージが開幕する。パは楽天・則本昂大投手(28)、ソフトバンク・千賀滉大投手(26)のエース対決となる。3試合制の同ステージは初戦の勝敗がカギを握る。則本昂は3位からの下克上日本一へ、必勝を誓った。
 ポストシーズンの「開幕投手」を託されたエース右腕に、気負いはなかった。決戦の地・ヤフオクドームでの前日練習を終えた則本昂は「球場に入って高ぶりや緊張感があるのかなと思っていたけど、リラックスして練習できた」とクールに心境を口にした。

 公式会見の場で両軍監督が初戦の予告先発投手を発表し、千賀との投げ合いが決まった。過去4度の対戦で則本昂は3勝1敗と勝ち越しており「彼はかなり意識していると思うので、僕はヒラリとかわしたい」と余裕を漂わせた。3月に右肘の手術を受け、7月に1軍に復帰したものの思うようなパフォーマンスが発揮できない時期もあった。それでも、自身2連勝でシーズンを締めくくり「いろいろあったけど、ようやくしっかり戦える体になった」と手応えを感じている。

 チームにとって2年ぶりのCS。西武と対戦した2年前のファーストS初戦で、則本昂は4回7失点で敗戦投手となった。CSでの登板成績は中継ぎも含めて4試合で0勝1敗、1ホールド、防御率5・57と未勝利だが、過去は過去だ。「怖いものはない。上の相手をつぶして、日本シリーズに行きたい」。運命の初戦で自身のCS初勝利を挙げ「下克上」を目指すチームを勢いづかせる。(重光 晋太郎)

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