父はDeNAコーチ…創志学園・坪井 悔しい途中交代 指揮官「お父ちゃんが見ていたら…」

2019年10月27日 20:00

野球

父はDeNAコーチ…創志学園・坪井 悔しい途中交代 指揮官「お父ちゃんが見ていたら…」
<創志学園・出雲西>2回、創志学園・坪井は見逃し三振に倒れベンチへ引き揚げる Photo By スポニチ
 【第133回秋季中国地区高校野球大会▽準々決勝   創志学園 5―1 出雲西 ( 2019年10月27日    どらやきドラマチックパーク米子市民 )】 創志学園(岡山)が準決勝進出を果たし、来春の選抜大会出場が確定的となる決勝進出に王手を懸けた。DeNA・坪井智哉打撃コーチ(45)の長男・洸之介外野手(1年)が「8番右翼」で先発したが、攻守にいいところなく3回表の守備からベンチに退いた。
 「守備でミスもあって、ベンチで声が出ていなかったのはダメだと思いました」

 2回の守備で前方の打球に飛び込んで取れず(記録は二塁打)、先制点を許すきっかけとなった。その裏の第1打席では、カウント2―2から高めに浮いたカーブを自信を持って見逃したが三振。直後の守備で交代を告げられた。

 長沢宏行監督は「本来は内野手だから(外野手起用は)かわいそうなことをしたかな。(見逃し三振は)お父ちゃんが見ていたら怒るやろうなあ」と冗談交じりに“ゲキ”を飛ばした。

 野球を始めた時は右打ちだったが、小5の時に父と同じ左打ちに転向。打撃の参考にしているのは「前のポイントで打つところが自分と同じなので」という理由で、父が親交のあるイチロー氏だ。

 創志学園へ進学を決めた一番の理由は、甲子園に出場したいからだ。

 「まだこの大会でヒットがないので、チームに貢献する1本を打ちたい」

 次こそは勝利につながる活躍を果たし、父がPL学園時代に届かなかった甲子園切符をつかんでみせる。

 ◇坪井 洸之介(つぼい・こうのすけ)2004年(平16)3月24日生まれ、兵庫県出身の15歳。小4時に高倉台少年野球団で競技を始め遊撃手兼投手。6年時にオリックスジュニアに選出される。井吹台中では神戸中央シニアでプレーし3年春に全国選抜大会準優勝。創志学園では1年秋から背番号14でベンチ入り。50メートル走6秒2。1メートル75、67キロ。右投げ左打ち。

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