ブルージェイズ・山口 開幕ローテ争い残った!フォーム戻して球威復活3回1失点

2020年03月12日 02:30

野球

ブルージェイズ・山口 開幕ローテ争い残った!フォーム戻して球威復活3回1失点
ヤンキース戦の5回から2番手で登板、3回1失点だったブルージェイズ・山口 Photo By 共同
 【オープン戦   ブルージェイズ4―2ヤンキース ( 2020年3月10日    タンパ )】 ブルージェイズの山口俊投手(32)が10日(日本時間11日)、ヤンキースとのオープン戦に2番手で登板。3回2安打1失点と好投し、開幕ローテーション争いに踏みとどまった。キャンプ中に昨季投手3冠に輝いた下半身主導の投球フォームに戻したことで本来の制球力と球威が復活。首脳陣へのアピールに成功した。
 ゆったりと左足を上げ、ムチのように右腕を振る。力みのない山口らしい投球フォームがよみがえった。

 「結果どうこうようりも自分の間合い、自分の投球フォームでやっと投げられ出した」

 1点リードの5回、2番手で登板。最速94マイル(約151キロ)を4度計測するなど球威は十分だった。6回に好打者ラメーヒューをスライダーで遊ゴロに打ち取り、7回は4番・ボイトをスプリットで空振り三振にするなど変化球も切れがあった。7回にヒガシオカに一発を浴びたが、3回を2安打1失点。内容は濃いものだった。

 メジャー挑戦1年目。自主トレから球威アップを目的に右腕の振りをスリークオーターから以前のオーバースローに戻したが、すぐに結果は伴わなかった。「こっちの投手は球速が速いし、打者もスイングが強い。変に力を入れて空回りした部分があった」。オープン戦初登板だった2月24日のブレーブス戦は1回持たず3失点KOされるなど、過去3登板合計で6回8失点。そこで昨年までの下半身主導のフォームに戻した。この日は直球、スライダー、スプリットで空振りを9個奪い「空振りを取れるのは全部が同じ軌道に見え出したということ」と手応えを口にした。

 チャーリー・モントーヨ監督も「前回より直球が走っていた。見ていて楽しかった」と称賛。開幕ローテーション投手は柳賢振、ロアーク、シューメーカーの3人はほぼ確定。次回登板は15日(日本時間16日)の敵地タイガース戦か本拠ヤンキース戦が予定されており、山口にとって大事な一戦となりそうだ。(タンパ・柳原 直之)

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