6・11MLBドラフト会議、大幅縮小…最大40巡目→5巡目までに

2020年05月10日 02:30

野球

 大リーグ機構が今年のドラフト会議での指名選手を、従来の最大40巡目から5巡目までに大幅縮小すると8日(日本時間9日)、複数の米メディアが報じた。ドラフト会議は6月10日(同11日)に行われる。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、各球団で減収が見込まれるための措置。全体の指名選手は昨年の1217人から65年のドラフト制導入後最少の160人程度になる見込みだ。契約金はおよそ2億3600万ドル(約250億1000万円)となり、約3000万ドル(約31億8000万円)の削減になる。指名選手は最高で10万ドル(約1060万円)しか受け取れず、残りは来年までに支払われる。指名から漏れた選手の契約金は2万ドル(約212万円)以下に抑えられる。

 大物代理人のスコット・ボラス氏は「2万ドルで契約すればマイナーで生活する余裕がない」とし、2年制大学に進学する高校生が増える可能性を指摘。来年の指名も20巡目までに限られる可能性があり、この世代の空白化につながる懸念もある。

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